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この記事では、東京都内でバラの名所と言われる20か所をご紹介します。
バラは品種改良が盛んで2万以上といわれるほど種類が多いため、さまざまな花の色・香りが楽しめます。
また、春と秋の年2回美しい花を咲かせること、低木なので狭い土地でも多くの株を育てることができること。
こうした特性から、バラの名所と言われるところはたくさんあります。
今回ご紹介するのは、東京都内で概ね100株以上が植えられているバラの名所です。
また、この記事の最後に春のバラと秋のバラの違いもお伝えします。バラは春と秋に花を咲かせるとは言え、趣は少し異なるようです。
東京都内にはバラの名所が多いため、便宜上東京23区を東部と西部に分けてお伝えします。
⇒ 東京23区東部(台東区・墨田区・江東区・荒川区・足立区・葛飾区・江戸川区・千代田区・中央区・文京区・豊島区・北区・板橋区の13区)
⇒ 東京23区西部(港区・新宿区・品川区・目黒区・大田区・世田谷区・渋谷区・中野区・杉並区・練馬区の10区)
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東京23区東部のバラの名所
豊住公園【江東区】
所在地 | 東京都江東区東陽6-1-13 |
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アクセス | 東京メトロ東西線「木場駅」1出口より徒歩9分 |
休園日 | 常時開園 |
入園料 | なし |
豊住公園でバラが見られるのは、公園東側の斜面で「ローズパティオ」と呼ばれています。
ローズパティオに植えられているバラは、約70種・180株。
春のバラの見頃は5月中旬~6月上旬、秋のバラの見頃は10月中旬~11月上旬です。
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都電荒川線【荒川区・豊島区】
所在 | 都電荒川線沿線 荒川区と豊島区 |
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都電荒川線が通るのは、荒川区・北区・豊島区・新宿区の4つの区で、このうち荒川区と豊島区にバラの名所と言われる場所があります。
荒川区と豊島区のバラの名所については次の記事でご紹介しています。ぜひ、ご覧になってください。
青和ばら公園【足立区】
所在地 | 東京都足立区青井3-18-15 |
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アクセス | つくばエクスプレス「青井駅」より徒歩2分 |
休園日 | 常時開園 |
入園料 | なし |
バラは、約100品種880株が大切に育てられています。
春のバラの見頃は5月上旬~5月下旬、秋のバラの見頃は10月上旬~10月下旬です。
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新田さくら公園【足立区】
所在地 | 東京都足立区新田3-34-1 |
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アクセス | 東京メトロ南北線「王子神谷駅」より徒歩20分 北千住駅または王子駅よりバス |
休園日 | 常時開園 |
入園料 | なし |
新田さくら公園でバラが見られるのは公園北西部の斜面で、18種・約1700株のバラが色とりどりの景色を作り出しています。
春のバラの見頃は5月中旬~6月上旬、秋のバラの見頃は10月中旬~11月上旬です。
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奥戸ローズガーデン【葛飾区】
所在地 | 東京都葛飾区奥戸9-15-16 |
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アクセス | JR「小岩駅」より徒歩20分 |
休園日 | 年末年始(12月29日~1月3日) |
入園料 | なし |
バラは、約40品種・400株が大切に育てられています。
春のバラの見頃は5月中旬~6月上旬、秋のバラの見頃は10月中旬~11月上旬です。
なお、奥戸ローズガーデンは開園時間があります。
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総合レクリエーション公園【江戸川区】
所在地 | 東京都江戸川区南葛西4-9 |
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アクセス | 東京メトロ東西線「葛西駅」よりバス JR京葉線「葛西臨海公園」よりバス |
休園日 | 常時開園 |
入園料 | なし |
フラワーガーデンは、細長い長方形上の欧風庭園で111品種600株のバラが丁寧に育てられています。
例年、春のバラの見頃は5月中旬~6月上旬、秋のバラの見頃は9月下旬~11月中旬となっています。
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日比谷公園【千代田区】
所在地 | 東京都千代田区日比谷公園1-6 |
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アクセス | 東京メトロ丸ノ内線・千代田線「霞ヶ関駅」より徒歩2分 東京メトロ日比谷線・千代田線・都営地下鉄三田線「日比谷駅」より徒歩2分 東京メトロ有楽町線「桜田門駅」より徒歩5分 JR「有楽町駅」より徒歩8分 |
休園日 | 常時開園(一部施設は年末年始休業) |
入園料 | なし(一部施設は有料) |
日比谷公園でバラが見られるのは、園内の第一花壇と第二花壇です。日比谷公園のバラの品種は60~70、株数は概ねですが700です。
例年、春のバラの見頃は5月中旬~6月初旬、秋のバラの見頃は10月中旬~11月中旬となっています。
なお規模が小さいため、この記事ではご紹介していませんが、日比谷公園から徒歩15分~20分の場所にある皇居東御苑にもバラ園があります。
バラ好きの方は合わせて訪ねるのもおすすめです。
東京ガーデンテラス紀尾井町【千代田区】
所在地 | 東京都千代田区紀尾井町1-2他 |
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アクセス | 東京メトロ「永田町駅」9a出口直結 東京メトロ「赤坂見附駅」D出口より徒歩1分 |
入園料 | なし |
バラが見られるのは、施設内にある赤坂プリンスクラシックハウスの周囲で、約90種、600株が丁寧に育てられています。
例年、春のバラの見頃は5月上旬~5月下旬、秋のバラの見頃は10月中旬~11月上旬となっています。
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旧古河庭園【北区】
所在地 | 東京都北区西ケ原1-27-39 |
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アクセス | JR京浜東北線「上中里駅」より徒歩7分 東京メトロ南北線「西ケ原駅」より徒歩7分 JR山手線「駒込駅」より徒歩12分 |
休園日 | 年末年始(12月29日~翌年1月1日) |
入園料 | 必要 |
旧古河庭園でバラが見られるのは、洋館南側の階段状のバラ園で、約100種200株のバラが植栽されています。
春のバラの見頃は5月上旬~6月下旬、秋のバラの見頃は10月上旬~10月下旬。例年、バラの見ごろの時期にバラフェスティバルが開催されています。
旧古河庭園のバラの株数は多くありません。しかし、洋館とバラが合わせて見られる景色は独特の風情があります。
鳩山会館【文京区】
所在地 | 東京都文京区音羽1-7-1 |
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アクセス | 東京メトロ有楽町線「江戸川橋駅」出口2より徒歩7分 東京メトロ有楽町線「護国寺駅」出口5より徒歩8分 |
休園日 | 月曜日(祝日の月曜は開館、翌日休館) 1~2月と8月は休館 |
入園料 | 必要 |
鳩山会館は数々の政治の舞台になったことで有名ですが、春の桜や春と秋に咲くバラも知られています。
バラの株数は全体で約90種・150株。主に中庭に植えられていて、中庭からはバラと鳩山会館の景色、鳩山会館からは中庭全体とバラの景色を楽しむことができます。
春のバラの見頃は5月中旬~6月上旬、秋のバラの見頃は10月下旬~11月中旬。
バラの株数がとりわけ多いわけではありませんが、鳩山会館ではバラと建物の趣きある景色を楽しむことができます。
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本郷給水所公苑【文京区】
所在地 | 東京都文京区本郷2-7 |
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アクセス | JR、東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水駅」より徒歩7分 JR、都営地下鉄三田線「水道橋駅」より徒歩7分 |
休園日 | 年末年始(12月28日~1月4日) |
入園料 | なし |
公苑は和風庭園と洋風庭園の2つに分かれ、洋風庭園に約50種・300株のバラが植えられています。
春のバラの見頃は5月上旬~5月下旬、秋のバラの見頃は10月中旬~11月上旬。
和風庭園と洋風庭園は趣が異なるので、合わせて訪ねるのがおすすめです。
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東京23区西部のバラの名所
芝浦中央公園【港区】
所在地 | 東京都港区港南1丁目 |
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アクセス | JR京浜東北線・山手線「高輪ゲートウェイ駅」より徒歩5分 JR・京浜急行「品川駅」東口より徒歩10分 |
休園日 | 12月31日~1月3日 |
入園料 | なし |
芝浦中央公園でバラが見られるのはB面にあるバラ園で、40種・290株のバラが植えられています。
春のバラの見頃は、5月上旬~6月上旬。秋のバラの見頃は、10月中旬~11月上旬と言われています。
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新宿御苑【新宿区】
所在地 | 東京都新宿区内藤町11 |
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アクセス(新宿門) | 東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前駅」出口1より徒歩5分 東京メトロ副都心線「新宿三丁目駅」E5出口より徒歩5分 JR・京王・小田急線「新宿駅」南口より徒歩10分 |
アクセス(大木戸門) | 東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前駅」出口2より徒歩5分 |
アクセス(千駄ヶ谷門) | JR総武線「千駄ヶ谷駅」より徒歩5分 都営大江戸線「国立競技場駅」A5出口より徒歩5分 東京メトロ副都心線「北参道駅」出口1より徒歩10分 |
休園日 | 毎週月曜日(月曜日が休日の場合は翌平日) 年末年始(12月29日~1月3日) |
入園料 | 必要 |
新宿御苑でバラが見られるのは整形式庭園のバラ花壇で、110種・500株が植えられています。
春のバラの見頃は5月中旬~6月上旬、秋のバラの見頃は10月中旬~11月中旬と言われています。
整形式庭園があるのは新宿御苑東エリアです。
入園口でもっとも近いのは千駄ヶ谷門ですが、それでも数百メートルの距離があります。次に近いのは大木戸門で、新宿門は少し距離があります。
なお整形式庭園にはプラタナス並木があり、秋には黄葉が楽しめます。プラタナスの黄葉の時期は11月中旬頃から。
運が良ければ秋のバラの見ごろの終わりと、プラタナスの黄葉の見ごろの始まりを合わせて楽しめるかもしれません。
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代々木公園【渋谷区】
所在地 | 東京都渋谷区代々木神園町、神南2丁目 |
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アクセス | JR「原宿駅」より徒歩3分 東京メトロ千代田線「代々木公園駅」より徒歩3分 東京メトロ千代田線・副都心線「明治神宮前(原宿)駅」より徒歩3分 小田急線「代々木八幡駅」より徒歩6分 |
休園日 | 常時開園(一部施設は年末年始休業)、開園時間あり |
入園料 | なし(一部施設は有料) |
代々木公園でバラが見られるのは、園内の原宿駅よりにある「バラの園」と中央広場のフラワーランド内です。
代々木公園のバラの品種は64、株数は約700。
例年、春のバラの見頃は5月上旬~5月中旬、秋のバラの見頃は10月中旬~10月下旬となっています。
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砧公園【世田谷区】
所在地 | 東京都世田谷区砧公園1-1 |
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アクセス | 東急田園都市線「用賀駅」より徒歩20分 「用賀駅」、小田急線「千歳船橋駅」「成城学園前駅」よりバス |
休園日 | 常時開園 |
入園料 | なし(一部施設は有料) |
砧公園でバラが見られるのは、園内に2か所あるバラ園です。
砧公園には約20種・250株を超えるバラが植えられています。
例年、春のバラの見頃は5月中旬~6月上旬、秋のバラの見頃は10月中旬~11月上旬となっています。
なお、砧公園と次にご紹介する大倉運動公園は隣接しています。
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大蔵運動公園【世田谷区】
所在地 | 東京都世田谷区大蔵4-6-1 |
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アクセス | 「成城学園前駅」「二子玉川駅」などよりバス 「区立総合運動場」バス停よりすぐ、「成育医療研究センター前」バス停より徒歩5分 |
休園日 | 常時開園 |
入園料 | なし(一部施設は有料) |
大蔵運動公園でバラが見られるのは、大蔵通り沿いの大きな入園口付近です。
大蔵運動公園のバラの品種は8、株数は約350。
例年、春のバラの見頃は5月中旬~6月上旬、秋のバラの見頃は10月中旬~11月上旬となっています。
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四季の香ローズガーデン【練馬区】
所在地 | 東京都練馬区光が丘5-2-6 |
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アクセス | 都営地下鉄大江戸線「光が丘駅」より徒歩6分 |
休園日 | 火曜日(火曜日が祝休日の場合はその翌平日)・年末年始 |
開園時間 | 午前9時~午後5時 |
入園料 | なし |
四季の香ローズガーデンは、講習棟・香りのローズガーデン・色彩のローズガーデン・香りのハーブガーデンの4つに区分されています。
香りのローズガーデン | 約770㎡ | バラ約180品種200株 |
色彩のローズガーデン | 約1,080㎡ | バラ約140品種260株 |
香りのハーブガーデン | 約770㎡ | ハーブ約150品種990株 |
2016年に開園したばかりの四季の里ローズガーデンは、東京都内の新たなバラの名所と言えそうです。
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東京23区外のバラの名所
神代植物公園【調布市】
所在地 | 東京都調布市深大寺元町5-31-10 |
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アクセス | 京王線「調布駅」よりバス JR「三鷹駅」よりバス JR・井の頭線「吉祥寺駅」よりバスなど |
休園日 | 月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始 |
入園料 | 必要 |
神代植物公園では多くの植物が種類ごとに分類されて、バラも大温室前のバラ園で見ることができます。
噴水を中心にしたバラ園は、縦150m・横70~80mの広さがあり、園路で仕切られた多数の花壇の中に、合わせて300品種・5000株のバラが丁寧に育てられています。
なお、神代植物公園ではバラの見頃の春と秋に、それぞれバラフェスタが開催され多くの人で賑わいます。
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保谷町ローズガーデン【西東京市】
所在地 | 東京都西東京市保谷町5-15 |
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アクセス | 西武新宿線「西武柳沢駅」北口より徒歩15分 西武池袋線「ひばりヶ丘駅」南口・西武新宿線「田無駅」北口よりバス「北原二丁目」停留所下車徒歩5分 西武池袋線「保谷駅」南口・西武新宿線「田無駅」北口よりバス「平松」停留所下車徒歩5分 |
休園日 | 常時開園 |
入園料 | 無料 |
バラの品種は150、バラを8つのテーマに分けて育てています。
なお、春のバラの見頃は5月中旬~6月中旬、秋のバラの見頃は10月下旬~11月中旬です。
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秋留台公園【あきる野市】
所在地 | 東京都あきる野市二宮673-1 |
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アクセス | JR五日市線「東秋留駅」又は「秋川駅」より徒歩15分 |
休園日 | 常時開園 |
入園料 | 無料(一部有料施設あり) |
秋留台公園でバラが見られるのは、レンガと大理石を使った東欧風の長方形のバラ園です。
バラ園では約110種類450株のバラが、人の名前にちなんだバラ、香り豊かなバラなど、いくつかに分類して植えられています。
なお、春のバラの見頃は5月下旬~6月上旬、秋のバラの見頃は10月中旬~11月上旬です。
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春のバラと秋のバラの違い
この記事では、東京都内で概ね100株以上のバラが植えられている名所20か所をご紹介しました。ところで、多くのバラは春と秋の年に2回花を咲かせます。
同じ木から花を咲かせるので、同じものと思われがちですが、春のバラと秋のバラには違いもあります。
この記事の最後に、春のバラ(春バラ)と秋のバラ(秋バラ)の違いをお伝えします。
春バラの魅力と特徴
春バラは直前に厳しい冬がありますが、バラは休眠期である冬にたっぷりと栄養をため込んでいます。そのため春バラは、花の数が多く、サイズが大きく、色も鮮やかという魅力があります。
ただし、花が大きいと茎がその重みに耐えられないこともあります。
春バラは大きくて見事な花を咲かせますが、重みに耐えかねて下を向いてしまうことも多いようです。
また春バラの咲く季節は、気温もどんどんと上がります。
品種によって咲く時期が異なるため、全体的な見ごろの期間は長いものの、個々の春バラは花の期間が短いという特徴があります。
秋バラの魅力と特徴
厳しい暑さで体力を消耗した時期に咲くのが秋バラです。そのため、春バラに比べると秋バラは花の数が少ないという特徴があります。
もちろん、手入れがしっかりと行われていればある程度の数は咲きますが、それでも春バラより花の数も花の大きさも劣るというのが一般的です。
ただし、秋バラの咲く時期は気温が下がり天候も落ち着いている時期です。そのため、ゆっくりと開花し、花を楽しめる期間が長いという魅力があります。
また秋バラは、花本来の模様や色味が出やすく、芳香も豊かであるという魅力があり、とりわけ赤や黒のバラは、よりシックな色合いの花を咲かせるといわれています。
春バラと秋バラの魅力の違い
春バラは花の数が多く、花のサイズも大きいので、遠目に見ても美しさがはっきりわかるという魅力があります。一方、秋バラは一本一本の花の色がしっかりと出ていて芳香も豊か、そして長い期間楽しめるという魅力があります。
春バラを楽しんだ人が、その後、秋バラを見に行くと花の数が違いすぎるので驚くことも多いようですが、春バラ・秋バラにはそれぞれの魅力があります。
年に2回咲き、それぞれに魅力が異なる。バラは他にはない特長を持った花と言えそうです。
※ お伝えしている情報は記事作成時のものです。変更されている場合もあるので公式サイト等で確認のうえ、お出かけになってください。
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