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都電荒川線は、三ノ輪橋(荒川区)から早稲田(新宿区)まで、12.2㎞を運行する東京都内唯一の都電で「東京さくらトラム」の愛称でも知られています。
路線は三ノ輪橋(荒川区)から、北区・豊島区を通り、早稲田停留所(新宿区)まで、全部で30の停留所があります。
愛称のとおり都電荒川線沿線は桜が植栽されていることで知られていますが、それとともに東京都内のバラの名所としても知られています。
都電荒川線沿線で多数のバラが植えられているのは荒川区と豊島区。
この記事では、都電荒川線沿線のうち豊島区で見られるバラの場所や、見ごろの時期、特徴や魅力を、私が訪ねた時の経験を交えながらお伝えします。
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都電荒川線(豊島区)でバラが見られる場所
豊島区内の都電荒川線沿いでバラが見られるのは、大塚駅前停留所から向原停留所までです。大塚駅前停留所から向原停留所までは一駅で、距離は約500m。
線路両脇の側道沿い全長約700mに、700種・約1200株のバラが植えられ「大塚バラロード」として親しまれています。
元々、この場所にバラはなく住民は不法投棄に悩まされていました。そこで地域の方々が約1年かけて撤去作業をすすめ、きれいになった場所にバラの植栽を始めます。
バラを管理しているのは「南大塚都電沿線協議会」の方々で、無農薬で施肥をしながら美しいバラを咲かせ、見る人を楽しませてくれています。
都電荒川線(豊島区)のバラの見ごろの時期
バラはたくさんの品種があり、春と秋の年に2回花を楽しめるバラもたくさんあります。大塚バラロードのバラも年に2回見ごろの時期を迎えます。
その年の天候によっても多少のずれはあるものの
春のバラの見ごろは、5月中旬~6月上旬。
秋のバラの見ごろは、10月中旬~11月上旬と言われています。
また例年であれば、春のバラや秋のバラの見ごろの時期に「大塚バラまつり」が開催されています。
この時期に訪ねれば、多くの美しいバラを眺められるのではないでしょうか。
私が大塚バラロードを訪ねたのは、秋の大塚バラまつりが終わったすぐ後の10月下旬の平日でした。
線路沿いには多くのバラが咲いていましたし、つぼみを残すバラもありましたが、全体的にみると既に花を散らせたバラが多かったようです。
私が訪ねた年の秋のバラの見ごろの時期は11月上旬まで続くと思われましたが、最盛期は10月20日前後。
やはり大塚バラまつりの開催期間中に訪ねるのがおすすめと言えそうです。
さいごに 都電荒川線(豊島区)のバラの特徴や魅力
この記事では、都電荒川線沿線のうち豊島区で見られるバラの場所や、見ごろの時期をお伝えしました。
さいごに私が実際に訪ねた経験から、都電荒川線(豊島区)のバラの特徴や魅力をお伝えします。
都電荒川線(豊島区)の大塚駅前停留所から向原停留所までは、線路の両側に側道があります。
バラは、線路脇にある柵の外に地植えされています。
ここのバラは、電車の車窓からバラの花を眺められるのはもちろんですが、それ以上に大きな魅力は、側道を歩きながら柵の手前にあるバラの花を見られることです。
(この記事でご紹介している写真の通りです)
線路両脇の側道はそれほどの幅はないので、完全に歩車道分離にはなっていません。
しかし、一方通行で車の往来もそれほど多くなく、車道と歩道は白線で分けられているので、少し注意をしていれば安心してバラの花を眺めることができます。
私は、大塚駅前停留所から向原停留所に向かって歩きました。
大塚駅前停留所から向原停留所までは緩やかな上り坂が続きます。
そして、向原停留所手前の踏切を渡り反対側へ行き、今度は緩やかな下り坂を大塚駅前停留所に戻ります。
既に秋の大塚バラまつりは終了していたものの、まだまだたくさんのバラが咲いていました。
また、秋のバラは春のバラより花は小さいものの香りは強いと言われていて、実際に花の美しさとともに芳香も楽しむことができました。
都電荒川線の大塚駅前停留所はJR大塚駅に隣接しています。駅からのアクセスが抜群で、しかも無料で楽しめるのは大塚バラロードの大きな魅力です。
またバラも数が多く、南大塚都電沿線協議会の方々の努力で美しい花や香りを楽しむこともできます。
車には注意が必要なものの、ゆっくりとバラを楽しむことができるのが、都電荒川線(豊島区)のバラの最大の魅力ではないでしょうか。
※ ここでご紹介したのは、この記事を書いている時点での情報です。今後、内容が変わることもありますがご了承ください。
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