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この記事では、東京都内での八重桜の名所6か所と、それぞれの特徴・アクセス・見頃の時期などをご案内していきます。
桜といえば何といってもソメイヨシノが有名で、ソメイヨシノが見頃を迎える頃になると、日本各地でお花見の便りが聞こえてきます。
ところで桜は変異が多い樹木で、自然に生まれたもの、園芸品種として改良されたものなど、数百種類の品種があります。
そのため桜の咲く時期もさまざまで、東京都内の場合、ソメイヨシノの見頃の時期は概ねですが3月下旬から4月上旬にかけてになります。
近年、人気の桜に河津桜があります。
現在、東京都内でも河津桜が楽しめる場所が増えてますが、見頃の時期はソメイヨシノよりは前。
一方、この記事でご紹介する八重桜はソメイヨシノよりも後になります。
なお、河津桜は単一の品種であるのに対して、八重桜は八重に花が咲く桜の総称です。
それでは、東京都内での八重桜の名所の場所や特徴などをご紹介します。
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飛鳥山公園
所在地 | 東京都北区王子1-1-3 |
アクセス | JR「王子駅」より徒歩3分 東京メトロ南北線「王子駅」より徒歩5分 都電荒川線「飛鳥山駅」より徒歩3分 |
八重桜の見頃 | 4月中旬 |
飛鳥山公園の桜が有名になったのは江戸時代。第8代将軍徳川吉宗の命により桜が植えられ、以来、庶民が楽しめる桜の名所として現在に至っています。
飛鳥山公園の桜は約600本。ソメイヨシノが中心であるものの、八重桜も7種で約100本が植栽されています。
例年でいえばソメイヨシノの満開が過ぎた頃、八重桜が咲き始めます。
ソメイヨシノは繊細な美しさが魅力ですが、八重桜は花びらの数が多いだけに豪華さを印象付けてくれます。
また、ソメイヨシノと比べると八重桜は花期が長いというのも特徴です。
飛鳥山公園の桜は4月中旬が見頃ですが、天候が良ければ4月下旬まで楽しむことができます。
飛鳥山公園の八重桜の主なもの
一葉(いちよう) | 淡いピンク色で大輪の花をつけます。 |
福禄寿(ふくろくじゅ) | 淡いピンク色で大輪の花をつけます。 |
関山(かんざん) | 濃いピンク色の花をつけ、桜漬けにも使われます。 |
鬱金(うこん) | 淡い黄色の花をつけます。 |
御衣黄(ぎょいこう) | 淡い緑色の花をつけます。 |
一葉桜・小松橋通り
所在地 | 東京都台東区浅草4丁目交差点周辺 |
アクセス | 東京メトロ・都営地下鉄・東武鉄道「浅草駅」より徒歩15分 東京メトロ日比谷線「入谷駅」より徒歩15分 |
八重桜の見頃 | 4月上旬~中旬 |
一葉桜・小松橋通りは、浅草寺の約500m北側を東西に走る道路で、通算2,500mの距離にに約320本の一葉桜が植えられています。
桜の見ごろの時期には、一葉桜・小松橋通りの一部を使って「浅草観音うら・一葉桜まつり」が開催され、各種イベントも行われています。
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桜新道
所在地 | 東京都品川区南大井3~6丁目 |
アクセス | JR「大森駅」より徒歩約7分 京浜急行電鉄本線「大森海岸駅」より徒歩5分 |
八重桜の見頃 | 4月中旬 |
桜新道は道路ができた後に、地元の人が中心になり桜を植えたことにつけられた道路の愛称です。
桜新町
所在地 | 東京都世田谷区桜新町 |
アクセス | 東急田園都市線「桜新町駅」周辺 |
八重桜の見頃 | 4月上旬~中旬 |
現在の桜新町駅が開業したのが1977年。駅の開業をきっかけに地元の商店街振興組合が中心になり八重桜が植えられました。
桜新町の八重桜の大きな特徴は、毎年4月上旬~中旬に訪れる八重桜の見頃の時期に「さくらまつり」が開催されること。
ソメイヨシノの見頃の時期に開催される「さくらまつり」は東京都内でも各所で行われていますが、八重桜が主役のイベントは珍しいのではないでしょうか。
八重桜が見頃を迎えるのはソメイヨシノより少し遅い時期。
東京都内の各所で行われているさくらまつりが一段落する頃、桜新町ではさくらまつりが開催されます。
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かわばたコミュニティ通り
所在地 | 東京都葛飾区東立石3 |
アクセス | 京成押上線「京成立石駅」より徒歩7分 |
八重桜の見頃 | 4月中旬 |
この場所にあるのは一葉と関山が中心で、合わせて数十本の八重桜を楽しむことができます。
八重桜の見頃の時期には、かわばたコミュニティ通り沿いに約400個のぼんぼりが飾り付けられ、「東立石さくらまつり」も開催されます。
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多摩森林科学園
所在地 | 東京都八王子市廿里町1833-81 |
アクセス | JR「高尾駅」北口より徒歩10分 |
八重桜の見頃 | 4月下旬 |
多摩森林科学園は、国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所多摩森林科学園が管理する施設です。
多摩森林科学園の面積は全体で56ヘクタールで、そのうちサクラ保存林の面積は8ヘクタールあります。
サクラ保存林は、全国各地の桜を集めて桜の調査研究を行うため、1965年に設置されたもので、現在では約250種類、1500本の桜が集められています。
たくさんの種類の桜があるだけに、それぞれの開花期もまちまちですが、晩春に見頃を迎える桜は30種類で、主役となっているのが様々な八重桜です。
サクラ保存林の特徴は、多品種の桜があるだけに長い期間桜の花を楽しめること。
また、広い敷地に桜が植えられているため、桜並木のように群生を楽しむというよりも、一本一本の桜の花をじっくりと眺めるのに向いていることがあげられます。
さらに、サクラ保存林は標高が200m前後と高い位置にあるため、桜の開花期が東京23区よりも1週間程度は遅れることも特徴としてあげられます。
そのため、八重桜の見頃の時期は4月下旬になるのが一般的です。
まとめ
この記事では、東京都内での八重桜の名所6か所の特徴やアクセス、見頃の時期などをご紹介しました。
東京都内でもあちこちで見られるのはソメイヨシノで、見頃の時期には各所で「さくらまつり」が盛大に開催されます。
ソメイヨシノは植えられている場所がたくさんあり、見頃の時期も新年度の頃が多いため、一番人気であることに間違いはありません。
ただ、八重桜もソメイヨシノとは異なる魅力を醸し出しています。
ソメイヨシノに比べると八重桜をまとめて見られる場所は少ないようですが、それだけに希少価値があります。
ソメイヨシノのお花見だけでなく、八重桜の見頃の時期に2度目のお花見をするのも、異なる趣があってよいですね。
なお、この記事でご紹介した東京都内での八重桜の名所は6か所ですが、もう一つ東京都内で知られた八重桜の名所があります。
それは、新宿御苑の八重桜です。
新宿御苑の八重桜もここで書く予定でしたが、情報量が多かったので別の記事でご紹介することにしました。
お時間がありましたら、ぜひ、新宿御苑の八重桜の記事も御覧になってください。
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