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東京都北区にある飛鳥山公園は、東京都内でも屈指の桜の名所として知られています。
飛鳥山公園の桜の歴史は古く、江戸時代から桜が咲く季節になると多くの人で賑わいを見せています。
飛鳥山公園に桜を植えることを命じたのは、江戸幕府の第8代将軍徳川吉宗です。
それまで江戸市中に桜の名所を言われる場所はあまりありませんでした。そこで多くの庶民が楽しめるようにと、飛鳥山にたくさんの桜が植えられました。
また飛鳥山公園は、明治時代に入ったばかりの1873年に日本最初の公園の一つに指定をされています。
飛鳥山公園の桜は歴史的に長いだけでなく、現在でも人気のスポットになっています。
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飛鳥山公園の桜の開花状況の目安
桜の季節になると必ず出てくるのが、桜の「標本木」という言葉です。標本木は気象庁が定めたもので全国各地にあります。
そして、標本木の桜の花が5~6輪咲くと開花宣言、8割以上咲くと満開とされています。
その年の天候によっても若干の違いはあるものの、開花宣言から満開になるまでは数日から1週間程度と考えられています。
ところで、東京の標本木は東京都千代田区九段北の靖国神社にあります。
標本木の桜の種類はソメイヨシノで、靖国神社の標本木も飛鳥山公園の桜の中心になるのもソメイヨシノです。
また、東京都千代田区の靖国神社と、東京都北区の飛鳥山公園は直線距離で6~7㎞。
さらに飛鳥山公園は山という名前がつけられているとはいえ、実際は小高い丘です。
飛鳥山公園の桜の開花状況の目安は、靖国神社の開花宣言や満開と概ね同じ時期と考えても間違いはないと思われます。
飛鳥山公園の桜もテレビのニュースなどで報道されることもありますが、開花や満開の情報を見つけることはちょっと難しいかもしれません。
一方、靖国神社の標本木の開花宣言は、必ずと言っていいほどニュースなどで取り上げられています。
飛鳥山公園の桜の開花状況の目安は、靖国神社の桜の標本木の情報で把握できる。
そのように考えておけば、飛鳥山公園の桜の開花状況の目安もわかるのではないでしょうか。
飛鳥山公園の桜の特徴
飛鳥山公園には現在でも15種類、約600本の桜が植栽されています。その中で中心になるのは、約400本のソメイヨシノ。ソメイヨシノの花を楽しむのが、飛鳥山公園の桜の特徴と言えそうです。
飛鳥山公園には、ソメイヨシノよりも早くに楽しめる河津桜や、ソメイヨシノよりも遅く咲く各種の八重桜もあります。
飛鳥山公園の桜は種類が多いので、比較的長い期間、桜の花を楽しめることはできますが、圧倒的に数が多いのはソメイヨシノ。
桜の花の華やかさを楽しみたい方は、何といってもソメイヨシノの見頃の時期に訪ねるのがおすすめです。
なお、飛鳥山公園内では各所で桜を見つけることができます。
もっとも桜の本数が多いのは飛鳥山公園の中央部。
位置としては、多目的広場と児童エリアに挟まれたあたりになりますので、お花見はまずはこの辺りを目指すのがおすすめです。
飛鳥山公園のイベント
飛鳥山公園では桜の開花時期に合わせて、いくつかのイベントが開催されていますライトアップ
例年であれば、飛鳥山公園では桜の開花期に合わせて、ぼんぼりが灯り夜桜見物を楽しむことができます。過去の状況を確認すると、ぼんぼりが灯るのは3月下旬~4月上旬。時間は日没から午後9時までとなっています。
桜まつり
例年であれば、桜の開花時期に合わせて、地元の有志の方により構成された「さくらSA*KASOまつり実行委員会」による「北区さくら SA*KASO まつり」が開催されます。時期は、3月下旬または4月上旬の土曜日と日曜日。
飛鳥山公園の多目的広場を会場として、各種イベントや多数の出店が出店をしています。
桜の花だけでなく、賑わいも楽しみたい方にはおすすめのイベントといえそうです。
飛鳥山公園の所在地やアクセス
所在地 | 東京都北区王子1-1-3 |
アクセス | 京浜東北線・東京メトロ南北線「王子駅」より徒歩5分 都電荒川線「王子駅前停留場」または「飛鳥山停留場」より徒歩3分 |
飛鳥山公園は、山という名前がつけられているとはいえ標高は約25m。山よりも丘という程度で登るのも簡単です。
また、車いすなどで登るのが大変という方におすすめなのが「エスカルゴ」です。
エスカルゴは王子駅中央口にあるモノレールで、標高差18メートルを約2分で結ぶ、無料の施設です。
※ ただし運行時間があり、保守点検日もあるので、ご利用の際は確認の上お出かけください。
なお、飛鳥山公園には付属の有料駐車場。近隣にもコインパーキングはあるものの、桜の花の咲く季節はとりわけ混雑をします。
飛鳥山公園は駅からすぐ場所にあるので、何よりも電車でのアクセスがおすすめです。
まとめ
この記事では、飛鳥山公園の桜の開花状況の目安や特徴などをご紹介してきました。飛鳥山公園はアクセスが容易で、しかもたくさんの桜を楽しむことができる、東京都内でも屈指の桜の名所です。
言い換えると、飛鳥山公園は桜の咲く季節になると、多くの人が訪ねるので混雑をします。
ただ、飛鳥山公園は約7ヘクタールと広いのも特徴です
多人数のお花見で場所取りをする場合はともかくとして、家族でお弁当を持参してお花見を楽しむ程度であれば、ゆっくりと桜を鑑賞することができます。
また、お花見ではありませんが飛鳥山公園内には、紙の博物館・渋沢史料館・北区飛鳥山博物館と3つの博物館もあります。
こちらも、ぜひ訪ねてみてはいかがでしょうか。
なお、飛鳥山公園は桜で有名ですが、紫陽花を楽しむこともできます。紫陽花の季節の飛鳥山公園もおすすめです。
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追記 実際に訪ねてみました
2022年3月30日(水)、石神井川の桜並木を歩き、王子駅すぐ近くの音無親水公園を経由、近くの醸造試験所跡地公園に立ち寄った後、最後に飛鳥山公園を訪ねました。平日の午後2時頃でしたが、桜が満開ということもあり、飛鳥山公園は多くの人で賑わっていました。
また、飛鳥山公園の3つの博物館のうち、渋沢史料館は入館を待つ人の行列もありました。
既に渋沢栄一を主役と下大河ドラマは終わっていましたが、まだまだ根強い人気があるようです。
飛鳥山公園敷地が広く、平日だったので「密」にはなりませんでしたが、駅から近く入場無料なので、桜が咲く土・日曜日だとさらに混雑するのではないでしょうか。
※ ご紹介したのは記事を書いている時点での情報です。今後、内容が変わることもありますがご了承ください。
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