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不忍池の蓮の見ごろの時期と5つのおすすめポイントとは

不忍池の蓮と弁天堂
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上野駅からすぐ近くの上野恩賜公園(うえのおんしこうえん)。その上野恩賜公園内にあるのが不忍池(しのばずのいけ)です。

東京都内でも有数の繁華街の近くにありながらも、不忍池は「都会のオアシス」のような存在で、一年を通して多くの人が訪れることで知られています。

不忍池ではボート遊びなどを楽しむことができますが、花でいえば蓮。不忍池は東京都内屈指の蓮の名所としても知られています。

この記事では、不忍池の蓮の見ごろの時期や時間や場所。そして不忍池の蓮をおすすめする5つのポイントをご紹介します。

また、記事の最後では私が実際に訪ねた時の状況などもお伝えします。

不忍池の蓮の見ごろの時期

不忍池では5種類の蓮が育てられています。種類が異なれば、咲く時期にも違いがあります。

そのため6月下旬になれば咲く蓮もあるようですし、8月下旬でも蓮の花を見ることができます。

ただし、見ごろの時期といえば7月中旬から8月中旬頃まで。

その年の天候によって見ごろの時期も若干ずれますが、例年であれば上記の期間が見ごろの時期になります。

さらに、もう少し見ごろの時期を狭めて、7月下旬~8月上旬であれば、見ごろの時期を外すことはないと思われます。

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不忍池の蓮の見ごろの時間

蓮を楽しむのに最も大切なのが時間で、蓮の花は早朝に咲き、昼過ぎにはしぼんでしまいます

時間的に一番良いのは、午前5時~午前7時と言われていますが、この時間に行くのはなかなか難しいと思います。

午前中であれば、もう少し遅い時間でも蓮の花を楽しむことができます。

不忍池の蓮を楽しむ場所

不忍池の池は、池の中に遊歩道が整備されていて、3つのブロック(蓮池・ボート池・鵜の池)に区分されています。

不忍池で蓮の花を堪能できるのは、不忍池でも南側の蓮池です。

特に野外ステージ近くに設置されている「蓮見デッキ」は不忍池に張り出して設置されているので、蓮の花がとても見やすくなっています。

また、蓮見デッキから遊歩道を歩き弁天堂に向かうコースは、歩きながら蓮の花の群生を楽しむことができます。

また、このコース上には紫陽花が植えられています。例年、紫陽花の見ごろの時期は6月中旬~6月下旬なので、蓮の見ごろの時期とは少しずれがあります。

でも、遅咲きの紫陽花と、早咲きの蓮であれば、咲く時期が重なるかもしれません。このコースにはそんな楽しみもあります。



不忍池の蓮の種類

不忍池には5種類の蓮が植えられています。ここでは、それぞれの特徴を簡単にご紹介します。

不忍池の蓮の種類(5種類)

① 大賀蓮(おおがはす)

② 明鏡蓮(めいきょうれん)

③ 蜀紅蓮(しょくこうれん)

④ 浄台蓮(じょうだいれん)

⑤ 不忍池斑蓮(しのばずいけまだらはす)

大賀蓮(おおがはす)

大賀蓮は縄文時代に咲いていた蓮の花を採取し、それを開花させた大賀一郎氏の名前に因んで名づけられています。

大賀蓮は一重咲きで、ピンクの鮮やかな色が特徴です。

明鏡蓮(めいきょうれん)

明鏡蓮は元々不忍池で育てられていた蓮と言われています。

明鏡蓮は一重咲きで、白い花を咲かせます。

蜀紅蓮(しょくこうれん)

蜀紅蓮も元々不忍池で育てられていた蓮と言われています。

花は一重咲きで、名前の通り濃い紅色の花を咲かせます。

浄台蓮(じょうだいれん)

浄台蓮も元々不忍池で育てられていた蓮と言われています。

花は一重咲きで、淡いピンク色の花を咲かせます。

不忍池斑蓮(しのばずいけまだらはす)

不忍池斑蓮蓮も元々不忍池で育てられていた蓮と言われています。

不忍池斑蓮蓮は一重咲きで、白い花を咲かせます。特徴は、朝に開花し昼過ぎには閉じるを4日繰り返しますが、開花の都度色を少しずつ変化させます。

不忍池の蓮の5つのおすすめポイント

ここまで、不忍池の蓮の見ごろの時期、見ごろの時間、蓮を楽しむ場所、そして不忍池の蓮の種類についてご紹介してきました。

次に、不忍池の蓮のおすすめするポイント5つと、「その他」として少しだけ注意をしたい点をお伝えします。

1 アクセスが良い

2 整備されている

3 無料で楽しめる

4 都会のオアシス的雰囲気を堪能できる

5 近隣に楽しめる場所が数多くある

1 アクセスが良い

上野恩賜公園には、JR上野駅の公園口から行くことが多いかと思います。公園口を出て、すぐ近くに上野恩賜公園はあります。

不忍池に行くときも、上野恩賜公園を通っていくことも多いのではないでしょうか。このコースは、車の心配をすることもなく歩きやすいのが特徴ですが高低差があります。

不忍池の蓮は池の南側に位置していて、むしろJR上野駅のしのばず口が最寄りになりますし、高低差もなく概ね平坦地で向かうことができます。

途中の道路は交通量も多いところですが、歩車道がきちんと分離され歩きやすくなっています。

また京成上野駅からだと、不忍池の場所はさらに近くなります。

JR上野駅のしのばず口から、不忍池の蓮池まではゆっくり歩いても10分弱、京成上野駅からだと同じく5分弱。

何れにしても、不忍池の蓮の花が群生する場所は、アクセスが良いのがおすすめのポイントです。

2 整備されている 3 無料で楽しめる

上野恩賜公園は東京都が管理する公園で、蓮を見やすくするため、蓮見デッキを設けたり、広めの遊歩道もしっかりと整備されています。

また、上野恩賜公園にある各施設は有料である場合が多いものの、不忍池の蓮は無料で見ることができます。

4 都会のオアシス的雰囲気を堪能できる

上野恩賜公園の近くには、上野駅や御徒町駅があり、アメ横など東京都内でも有数の繁華街があります。

しかし、不忍池はそこまでの喧騒はなく、野鳥の生息地としても知られています。

都会の中での、蓮の花と野鳥の姿はまさに都会のオアシスです。

5 近隣に楽しめる場所が数多くある

前述のとおり、不忍池から少し歩けば東京都内有数の繁華街があります。

蓮の花は午前中に楽しむものなので、蓮の花を見た後に食事に行く、近くの博物館・美術館・動物園に行く、あるいはショッピングに行く。

蓮の花を見た後に、たくさんの選択肢があるのもおすすめの理由です。

その他 注意したい点

不忍池の蓮はたくさんのおすすめポイントがある魅力的なスポットですが、少しだけ注意したい点があります。

それは訪ねる日の天候です。

不忍池の蓮が見ごろを迎えるのは梅雨が明けたころで、1年の中でも最も暑い時期です。不忍池周辺には木陰が少ないので、熱中症の予防対策が必要です。

また見ごろの時間が午前中なのでゲリラ豪雨はあまりないかと思いますが、それでも雨を避けられる場所はほとんどありません。

何れにしても、気温が高くなりそうなときや雨が降りそうなときは、事前の準備が必要になります。

さいごに 実際に訪ねてみました

この記事の最後に、私自身が不忍池に蓮の花を見に行った時の状況をお伝えします。

私が不忍池の蓮の花を見に行ったのは7月中旬、土曜日の午前中(午前10時頃)でした。

蓮の開花状況は、最盛期の一歩手前と言ったところでしょうか。

また、早朝に開花してしぼみかけている蓮の花も多少ありましたが、それでも十分すぎるほどたくさんの蓮の花を楽しむことができました。

不忍池は、上野駅付近や上野の山ほどの混雑はありません。しかも蓮の花は午前中が見ごろなので、人手が多くなる前に見終えることができます。

また、不忍池で蓮が楽しめる場所は、遊歩道が整備され比較的開けた場所です。

土曜日だったので人の数はそれなりにありましたが、それでも他の人との距離を十分に保つことができ、のんびりと蓮の花を楽しむことができました。

ただ、蓮見デッキは若干の混雑がありました。

蓮見デッキは、不忍池から池に向かって張り出していて、ここからだと蓮の花とその向こうにある弁天堂を一望できます。

不忍池の蓮の花を撮影するにはうってつけの場所なので、少しばかり渋滞が発生していました。

もっとも、それ以外の場所でも蓮の花を楽しめる場所はたくさんあり、密になるような場所もほとんどありません。

私自身のその日のコースをご紹介すると、午前10時から1時間以上の時間かけ蓮の花を楽しみました。

その後は、近隣の上野精養軒でランチをしながらくつろぎ、午後は上野恩賜公園内の東京国立博物館で展覧会を見学。

少し疲れたのでアメ横まで足を伸ばすことはできませんでしたが、思い切り充実した1日を過ごすことができました。

無料であるにも関わらず、丁寧に管理され、きれいな蓮の花を思う存分楽しむことができる。

不忍池の蓮は、とてもおすすめのスポットと言えそうです。

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