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南沢あじさい山で開催の2023年秋川渓谷あじさいまつり

南沢あじさい山のアナベルと紫陽花
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南沢あじさい山は、山の所有者が約50年間にわたって林道沿いに紫陽花を植え続けたものです。

現在では紫陽花も約15,000株に増え、紫陽花の見頃の時期には「秋川渓谷あじさいまつり」が開催され多くの人で賑わいをみせます。

ところで秋川渓谷あじさいまつりは、南沢あじさい山だけでなく、東京サマーランドわんダフルネイチャーヴィレッジあじさい園でも開催されています。

どちらも東京都あきる野市にありますが、2つの場所は数キロメートル離れていて、会期も少し異なっています。

この記事では、南沢あじさい山で開催される、2023年秋川渓谷あじさいまつりの日程。

合わせて南沢あじさい山へのアクセスや、南沢あじさい山の特徴や魅力などを、私が訪ねた時の状況を折り込みながらお伝えします。

2023年秋川渓谷あじさいまつりの日程

南沢あじさい山の入口付近
南沢あじさい山で開催される、2023年秋川渓谷あじさいまつりの日程などは次の通りです。
日程2023年6月9日(金)~2023年7月16日(日)
時間午前9時~午後5時
入山料おとな(中学生以上)600円・こども(小学生以下)400円・その他料金設定あり

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南沢あじさい山へのアクセス

所在地東京都あきる野市深沢368
アクセス(徒歩の場合)JR五日市線「武蔵五日市駅」より徒歩40分(約2.6㎞)
駐車場なし
かつて南沢あじさい山には駐車場がありましたが、環境保護のため現在は閉鎖されています。

したがって南沢あじさい山に行くのは、期間限定で運行されているシャトルバス(有料)またはタクシー、あるいは徒歩になります。

そこで、アクセス方法別にポイントをご紹介します。

シャトルバスまたはタクシー利用の場合

武蔵五日市駅の改札口は1か所です。

改札口を出たら、すぐに左側(南口)に出ます。

南口の駅前広場は大きく、ここにタクシー乗り場やシャトルバス乗り場があります。

ただし、シャトルバスは本数がそれほど多くなく、さらに会期のすべての期間、運行しているわけではないようです。

シャトルバス利用をお考えの方は、事前の確認が必要です。

徒歩の場合

徒歩の場合は、改札口を出たら右側に向かい、五日市駅北口通路から北口に出ます。

北口の近くに標識があるので、確認の上、南沢あじさい山に向かいます。

向かう途中の所々に案内の標識があるので、少し注意していれば迷う心配はなさそうです。

駅から南沢あじさい山まで、平坦な道はほとんどありません。

緩やかな起伏が続くので、上がったり下がったりしながら、少しずつ標高の高い場所に向かっていく感じです。

歩くのは公道が中心でほとんどが舗装されています。

ただし、車道と歩道を分けるのは白線で、完全に歩車道分離になっている場所はほとんどありません。

交通量はさほど多くはありませんが、車には注意が必要です。

標高差があること、車に注意という点はあるものの、道路沿いの所々には紫陽花をはじめ季節の花が多く植えられています。

また、歩いていると鳥の声や川のせせらぎも聞こえてきます。

私は行きも帰りも徒歩でしたが、歩くのが好きで時間のある方は、徒歩あるいは往路復路いずれかを徒歩にするのがおすすめです。

南沢あじさい山の特徴と所要時間

南沢あじさい山の白と青の紫陽花の群生
南沢あじさい山の受付を過ぎて少し歩くと、あじさい山入口があります。

入口から細くて勾配がある坂道が始まります。整備はされていますが、イメージとしてはまさにハイキングコースです。

しばらく進むと、あずまや(休憩所)があります。

ここから上に向かう幅の広い林道がありますが、あずまやから少し歩いた林道の左側に「対岸ルート」(一方通行)の入口があります。

対岸ルートも細い道で、基本的には上り坂が続きます。

対岸ルートに入らず、林道を直進してそのまま昇っていくこともできますが、対岸ルートを歩けばあじさい山を一筆書きのように巡ることができます。

対岸ルートを登り、小さな橋を渡って再び林道に戻ります。

ここが紫陽花が植えられている場所の終わりで、あとは紫陽花を眺めながら林道を下ってあずまやに戻ります。

南沢あじさい山の所要時間は約40分とされています。

私は倍以上の1時間30分を南沢あじさい山で過ごしました。

40分で巡ることは可能ですが、紫陽花をのんびりと眺めたい方は、もう少し時間が必要かもしれません。

南沢あじさい山の魅力

南沢あじさい山は、山の所有者が両親が眠るお墓への道に彩りを添えるために植え始めたとされています。

それが今では15000株にまで増えたとのことですが、そのためか林道沿いだけでなく、急な山の斜面や、人の目が届きにくい沢にもたくさんの紫陽花が植えられています。

いたるところに紫陽花が植えられているのが、南沢あじさい山の魅力の一つと言えそうです。

また、南沢あじさい山は公園や植物園ではないので、紫陽花に品種を示す名札はつけられていません。

その代わり、山一面に紫陽花の景色が広がっています。

紫陽花の圧巻の景色が楽しめるのも南沢あじさい山の魅力です。

ところで、南沢あじさい山では林道周辺を中心に紫陽花が植えられています。

受付があるのは標高の低い場所で、坂道を昇りながら紫陽花を眺めるようになっています。

特徴的なのは、標高が低い場所には色とりどりの紫陽花があるのに対して、標高が高くなるほど白や青の紫陽花が多くなっていることです。

白い紫陽花は色素を持たないので色が変化することはありません。その他の紫陽花の多くは、酸性土壌だと青い紫陽花になります。

南沢あじさい山は酸性土壌なのかもしれませんが、南沢あじさい山は上に昇ると、白と青の紫陽花のコントラストを楽しむことができます。

まとめ

南沢あじさい山のピンクと青の紫陽花
この記事では、南沢あじさい山で開催される、2023年秋川渓谷あじさいまつりの日程。

合わせて南沢あじさい山へのアクセスや、南沢あじさい山の特徴や魅力などをお伝えしました。

南沢あじさい山は、アクセスが便利とは言えないかもしれません。また、たくさんの紫陽花を見るためには坂道を昇る必要があります。

しかし、東京都内でこれだけの紫陽花が見られる場所はあまりなく、山の中で紫陽花が圧巻の景色を作り出しています。

南沢あじさい山には、不便さを補って余りある魅力があります。

なお冒頭でお伝えしたように、2023年の秋川渓谷あじさいまつりは南沢あじさい山だけでなく、東京サマーランドわんダフルネイチャーヴィレッジあじさい園でも開催されています。

南沢あじさい山あるいは東京サマーランドわんダフルネイチャーヴィレッジあじさい園に行かれる方は、秋川渓谷あじさいまつりのHPを確認の上、お出かけになってください。

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