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ゴールデンウィークが終わると、少しずつ天候が不安定な時期がやってきます。
梅雨ではないけれど曇りや雨の日が多くなる、いわゆる「梅雨の走り」の季節は、楽しめる花も案外と少なくなります。
そんな鬱陶しい季節に咲くのが菖蒲で、群生する菖蒲は心を和ませてくれる、ありがたい存在です。
この記事では、東京都内で菖蒲の名所と言われる場所を10か所ご紹介します。
東京で菖蒲の花が咲くのは、概ねですが6月上旬から6月中旬の頃。
天候不順とはいえ、まだ晴れた日もたくさんありますし、猛暑の時期でもありません。
ぜひ、菖蒲の名所を訪ねてみてください。
なお、ご紹介する菖蒲は、いわゆるハナショウブです。
5月5日の端午の節句に、しょうぶ湯に入る風習がありますが、ここで使われる菖蒲はショウブ科。
ハナショウブは、アヤメ科になります。ハナショウブは大きく江戸系・肥後系・伊勢系の3つに分類され、合わせると1,000以上の品種があると言われています。
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目次
東京の菖蒲の名所【東京都立】
水元公園【みずもとこうえん】
所在地 | 東京都葛飾区水元公園3-2 |
アクセス | 金町駅乗換、京成バス「水元公園」下車徒歩7分 |
見ごろ | 6月上旬~下旬 |
駐車場 | あり(有料) |
水元公園は東京都23区内に限れば最大規模の施設で、河川に隣接した、名前のとおり水に恵まれた公園です。
水元公園内の「はなしょうぶ園」では、約100品種20万本のハナショウブを楽しむことができます。
なお、水元公園は春の桜も有名で、他にもバーベキュー広場や冒険広場もあるので、週末は1年を通して多くの人が訪ねる公園になっています。
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清澄庭園【きよすみていえん】
所在地 | 東京都江東区清澄3-3-9 |
アクセス | 清澄白河駅徒歩3分 |
見ごろ | 6月上旬~中旬 |
駐車場 | なし |
清澄庭園のハナショウブは約350株。
他の施設と比べて数は少ないながらも、元は岩崎弥太郎が作らせた庭園だけあって、きれいに保存をされています。
また、例年であればハナショウブの見ごろの時期に「花菖蒲と遊ぶ」も開催されています。
小石川後楽園【こいしかわこうらくえん】
所在地 | 東京都文京区後楽1-6-6 |
アクセス | 水道橋駅西口徒歩5分、飯田橋東口徒歩8分、後楽園駅徒歩6分、水道橋駅徒歩8分 |
見ごろ | 5月下旬~6月上旬 |
駐車場 | なし |
小石川後楽園は初春の梅が知られていますが、ハナショウブも約660株が植えられています。
他の施設と比べてハナショウブの数は少ないながらも、元は水戸徳川家の屋敷があっただけに、きれいに保存をされています。
また、例年であればハナショウブの見ごろの時期に「花菖蒲を楽しむ」も開催されています。
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東京の菖蒲の名所【東京都の区と市】
堀切菖蒲園【ほりきりしょうぶえん】
所在地 | 東京都葛飾区堀切2-19-1 |
アクセス | 堀切菖蒲園駅徒歩約10分 |
見ごろ | 6月上旬~中旬 |
駐車場 | なし |
堀切菖蒲園の発祥は複数の説があるようですが、江戸時代の錦絵に描かれていることから、遅くともこの頃には江戸の名所として知られていたようです。
堀切菖蒲園では、江戸系を中心に200種・6,000株のハナショウブを楽しむことができます。
また、ハナショウブの見ごろの時期に「かつしか菖蒲まつり」も開催されています。
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しょうぶ沼公園【しょうぶぬまこうえん】
所在地 | 東京都足立区谷中2-4-1 |
アクセス | 北綾瀬駅徒歩1分 |
見ごろ | 6月上旬~中旬 |
駐車場 | なし |
園内には5つの菖蒲田が設けられ、江戸系を中心に140種・8,100株のハナショウブを楽しむことができます。
見ごろの時期は6月上旬から中旬。例年であれば、ハナショウブの見ごろの時期の土曜日と日曜日の2日間「しょうぶまつり」が開催されています。
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小岩菖蒲園【こいわしょうぶえん】
所在地 | 東京都江戸川区北小岩4丁目先 |
アクセス | 江戸川駅徒歩5分 |
見ごろ | 6月上旬~中旬 |
駐車場 | あり |
小岩菖蒲園のハナショウブは、江戸系・肥後系を中心に約100種・50,000本のハナショウブを楽しむことができます。
見ごろの時期は6月上旬から中旬。例年であれば、ハナショウブの見ごろの時期に「小岩菖蒲園まつり」も開催されています。
北山公園菖蒲苑【きたやまこうえんしょうぶえん】
所在地 | 東京都東村山市野口町4-50 |
アクセス | 東村山駅より徒歩20分、西武園駅より徒歩15分 |
見ごろ | 6月上旬~中旬 |
駐車場 | なし |
北山公園菖蒲苑には、約600種・8,000株のハナショウブが植えられています。
見ごろの時期は6月上旬から中旬。例年であれば、ハナショウブの見ごろの時期に「東村山菖蒲まつり」が開催されています。
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吹上しょうぶ公園【ふきあげしょうぶこうえん】
所在地 | 東京都青梅市吹上425 |
アクセス | 東青梅駅北口徒歩16分 |
見ごろ | 6月上旬~6月下旬 |
駐車場 | あり(有料) |
東京都内でも、他のハナショウブは川の近くに植えられるのが多いのに対して、吹上しょうぶ公園は周囲が森に囲まれ、野趣も楽しむことができます。
なお、吹上しょうぶ公園のハナショウブは約250種・10万本で、例年であればハナショウブの見ごろの時期に「吹上花しょうぶまつり」も開催されています。
薬師池公園【やくしいけこうえん】
所在地 | 東京都町田市野津田町3270 |
アクセス | 小田急町田駅北口よりバス。本町田経由鶴川行き、又は本町田経由野津田車庫行きに乗り「薬師池」か「薬師ヶ丘」で下車。 |
見ごろ | 5月下旬~6月下旬 |
駐車場 | あり(有料) |
薬師池公園のハナショウブは、肥後系・伊勢系・江戸系などの合計で約230品種、2,200株が植栽されています。
品種が多いだけに見ごろの時期が長いのが特徴で、例年であればハナショウブの見ごろの時期に「しょうぶ あじさいまつり」も開催されています。
薬師池公園は、日本の歴史公園100選のひとつに数えられ、1年を通じて訪ねる人が多い公園として知られています。
東京の菖蒲の名所【明治神宮】
明治神宮御苑【めいじじんぐうぎょえん】
所在地 | 東京都渋谷区代々木神園町1-1 |
アクセス | 参宮橋駅徒歩3分、代々木駅徒歩5分、原宿明治神宮前駅徒歩1分、北参道駅徒歩5分 ※明治神宮は広大なため、明治神宮御苑まではさらに数分の時間が必要です。 |
見ごろ | 6月中旬頃 |
駐車場 | あり |
明治神宮御苑は有料(御苑維持協力金)ですが、元は井伊家の下屋敷があった場所だけにきれいに整備され、四季折々の草花を楽しむことができます。
明治神宮御苑のハナショウブは、江戸系を中心に150種・1,500株。
見ごろの時期は、東京都内の他の場所のハナショウブと概ね同一ですが、他よりも少し遅く6月中旬に見ごろを迎えると言われています。
まとめ
この記事では、東京都内で菖蒲の名所と言われる場所を10か所ご紹介しました。東京都内で菖蒲の花を楽しめるのは、6月上旬から6月中旬の頃。
もっとも、その年の気候によって開花の時期にはずれが生じますし、訪ねる場所によっても見ごろの時期には若干の違いがあります。
また、ハナショウブの見ごろの時期には、イベントが開催される名所も多いようですが、こちらも変更の可能性があります。
東京の菖蒲の名所については、この記事を参考にしていただきながらも、実際に行かれる際は、事前に確認をしたうえでお訪ねになってください。
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