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この記事では、東京都内のつつじの名所を14か所選び、それぞれの概要をお伝えします。
東京都内でつつじの名所と言われる場所は数多くありますが、この記事では鉄道の最寄駅から徒歩10分以内で行ける場所に絞ってご紹介します。
慣れていないと東京都内の運転は緊張します。また、そもそも免許を持っていない方もたくさんいます。そこで、電車で行けて、駅からも近い場所を選んでみました。
もっとも歩く速さは人により異なります。最寄駅から要する時間は、あくまでも目安ということで、行ってみたい場所をお選びになってください。
※ お伝えしているのは記事を書いている時点での情報です。今後、内容が変わることもありますので、事前に各施設のHP等を確認のうえお出かけください。
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目次
東京のつつじの名所1 都立庭園
六義園
所在地 | 東京都文京区本駒込6丁目 |
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アクセス | JR山手線「駒込駅」(南口)より徒歩7分 東京メトロ南北線「駒込駅」より徒歩7分 都営地下鉄三田線「千石駅」より徒歩10分 |
開園時間 | 午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで) |
入園料 | 一般300円、65歳以上150円 小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料 その他、料金設定あり |
休園日 | 年末・年始(12月29日~翌年1月1日) |
駐車場 | なし |
概ねの見ごろの時期 | 4月上旬~5月上旬 |
六義園のつつじの数は、約30種で1,000株。
六義園のつつじは敷地内に点在していますが、特に見ごたえがあるのは標高35メートルの藤代峠の斜面に群生するつつじです。
六義園は東京都内でも有数のつつじの名所で、つつじの見ごろの時期に合わせて、例年「春の六義園~大名庭園でつつじを楽しむ~」が開催されています。
旧古河庭園
所在地 | 東京都北区西ケ原1-27-39 |
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アクセス | JR京浜東北線「上中里駅」より徒歩7分 東京メトロ南北線「西ケ原駅」より徒歩7分 JR山手線「駒込駅」より徒歩12分 |
開園時間 | 午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで) |
入園料 | 一般150円、65歳以上70円、その他料金設定あり |
休園日 | 年末年始(12月29日~翌年1月1日) |
駐車場 | なし |
概ねの見ごろの時期 | 4月中旬~5月上旬 |
上段の平坦地には洋館、中段には洋式庭園でバラが植えられ、下段には和風庭園があります。
旧古河庭園のつつじは、上段の洋館周囲、上段と中段の間、洋式庭園、和風庭園といたるところで見かけることができます。
旧古河庭園では年に2回、バラの咲く季節にバラフェスティバルが開催されています。
例年、春のバラフェスティバルは5月上旬~6月下旬。旧古河庭園のつつじの見ごろは4月中旬~5月上旬です。
見ごろの時期は少しずれていますが、運が良ければつつじとバラの両方を楽しめるかもしれません。
また、旧古河庭園と六義園は徒歩圏内です。2つの景色は趣が全く異なるので、両方を訪ねるのもおすすめです。
旧芝離宮恩賜庭園
所在地 | 東京都港区海岸1 |
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アクセス | JR浜松町駅北口より徒歩1分 都営浅草線・大江戸線大門駅より徒歩3分 |
開園時間 | 午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで) |
入園料 | 個人一般150円、個人65歳以上70円、他に料金設定あり |
休園日 | 年末年始(12月29日~1月1日) |
駐車場 | なし |
概ねの見ごろの時期 | 4月中旬~5月上旬 |
旧芝離宮恩賜庭園は都立庭園の中では面積が小さく、コンパクトにまとまっているのが特徴です。
そのため、つつじも多数植えられているわけではありませんが、庭園自体は江戸時代の風情を残していて、見ごたえ十分です。
また、最寄駅からもすぐの場所にあり、園内も概ね平坦であるため、歩くのが苦手な方にもおすすめです。
清澄庭園
所在地 | 東京都江東区清澄2・3丁目 |
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アクセス | 都営大江戸線・東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」より徒歩3分 |
開園時間 | 午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで) |
入園料 | 個人一般150円、個人65歳以上70円、他に料金設定あり |
休園日 | 年末・年始(12月29日~翌年1月1日) |
駐車場 | なし |
概ねの見ごろの時期 | 4月下旬~5月上旬 |
江戸時代は豪商の邸宅であったと伝えられていますが、明治になり岩崎弥太郎が買取・整備し、回遊式林泉庭園を造り上げています。
つつじが見られるのは、中央の池のほとりと、富士山と呼ばれる築山あたり。つつじの本数は多くありませんが、のんびりと過ごしたい方におすすめです。
東京のつつじの名所2 国・公立
国営昭和記念公園
所在地 | 東京都立川市・昭島市 |
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アクセス(立川口) | JR中央線「立川駅」より徒歩15分 多摩都市モノレール「立川北駅」より徒歩13分 |
アクセス(西立川口) | JR青梅線「西立川駅」より徒歩2分 |
アクセス(玉川上水口) | 西武拝島線「武蔵砂川駅」より(残堀川緑道経由)徒歩25分 |
開園時間 | (3月1日~10月31日)午前9時30分~午後5時 |
入園料 | 一般450円、65歳以上210円、小・中学生0円、その他設定あり |
休園日 | 年末年始(12/31~1/1) 1月の第4月曜日とその翌日 |
駐車場 | あり(有料) |
概ねの見ごろの時期 | 4月中旬~5月上旬 |
国営昭和記念公園は165ヘクタールと広大な面積を有する公園です。敷地が広いだけに様々な植物が育てられ、1年を通して楽しむことができます。
つつじも園内各所に植えられていますが、多くのつつじを楽しみたい方は、次の3つの場所がおすすめです。
カナール噴水周り
カナール噴水周りは、噴水を囲むようにつつじが群生で植えられています。全体的に洋風な雰囲気の中でのつつじが楽しめます。カナールの最寄りの入口は立川口、次いで西立川口が近くになります。
花木園
花木園にはさまざまな植物が育てられ、花木園に沿う形でつつじが植えられています。花木園の最寄りの入口は西立川口。カナール噴水周りと花木園は近い場所にあります。
日本庭園
日本庭園は和の雰囲気の中でつつじを楽しめます。カナール噴水周りや花木園が園内の南側に位置するのに対して、日本庭園は園内の北側に位置しています。
なお、日本庭園の近くのこもれびの丘でもつつじをみることができます。
日本庭園の最寄りの入口は玉川上水口になります。
新宿御苑
所在地 | 東京都新宿区内藤町11 |
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アクセス | JR「千駄ケ谷駅」より徒歩3分 東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前駅」より徒歩8分 |
開園時間 | 午前9時~午後4時(午後4時30分閉園) |
入園料 | 一般500円、65歳以上・学生(高校生以上)250円、中学生以下無料 |
休園日 | 毎週月曜日(月曜日が休日の場合は翌平日) 年末年始(12月29日~1月3日) |
駐車場 | あり(有料) |
概ねの見ごろの時期 | 4月中旬~5月上旬 |
新宿御苑のつつじは3,000本で園内各所で見ることができますが、特につつじ山や整形式庭園がおすすめです。
皇居東御苑
所在地 | 東京都千代田区千代田1 |
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アクセス(大手門入口) | 地下鉄大手町駅より徒歩5分 地下鉄二重橋前駅より徒歩10分 JR東京駅(丸の内北口)より徒歩15分 |
アクセス(平川門入口) | 地下鉄「竹橋駅」より徒歩5分 |
開園時間 | 季節により変動 4月15日~8月末日は午前前9時~午後6時(入園は午後5時30分まで) |
入園料 | 無料 |
休園日 | 月曜日・金曜日 ただし,天皇誕生日以外の「国民の祝日等の休日」は公開 月曜日が休日で公開する場合には,火曜日を休園 12月28日~翌年1月3日 行事の実施,その他やむを得ない理由のため支障のある日 |
概ねの見ごろの時期 | 4月上旬~4月下旬 |
皇居東御苑は広い敷地にたくさんの種類の植物が植えられ、種類ごとの本数は少ないかもしれません。
しかし、つつじは例外で敷地内の各所でつつじを見ることができます。
皇居東御苑で見られるつつじは、大きく分けると3種類です。
ヤマツツジは、二の丸雑木林に植えられています。
クルメツツジは、二の丸庭園や本丸に植えられています。
ドウダンツツジは、桜の島やバラ園周辺に植えられています。
小石川植物園
所在地 | 東京都文京区白山3-7-1 |
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アクセス | 都営地下鉄三田線「白山駅」より徒歩10分 東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷駅」より徒歩15分 |
開園期間 | 1月4日~12月28日 |
開園時間 | 午前9時~午後4時30分(入園は午後4時まで) |
入園料 | 大人(高校生以上)500円、小人(中学生、小学生)150円、その他料金設定あり |
休園日 | 月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日、月曜から連休の場合は最後の祝日の翌日が休園日) |
概ねの見ごろの時期 | 4月中旬~5月上旬 |
つつじが植えられているのは、園内中央のツツジ園。ここに、ツツジやシャクナゲの仲間100種類以上が育てられてます。
小石川植物園は観光施設ではなく研究施設です。じっくりと落ち着いてつつじを鑑賞したい方におすすめです。
平成つつじ公園
所在地 | 東京都練馬区練馬1-17-6 |
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アクセス | 西武池袋線・都営大江戸線練馬駅北口より徒歩1分 |
開園時間・料金 | 年中無休・入園無料 |
駐車場 | 有料の公共地下駐車場(収容台数490台) |
概ねの見ごろの時期 | 4月中旬~6月上旬 |
平成つつじ公園のつつじは品種が多く、咲く時期にもずれがあるので、見ごろの時期は4月中旬~6月上旬になります。
駅から近く、無料で楽しめ、品種も株数も多いのが平成つつじ公園で、まだまだ知名度は高くないものの、東京都内でも屈指のつつじの名所と言えそうです。
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羽根木公園
所在地 | 東京都世田谷区代田4-38-52 |
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アクセス | 小田急線「梅ヶ丘駅」より徒歩5分 井の頭線「東松原駅」より徒歩7分 |
駐車場 | なし |
概ねの見ごろの時期 | 4月中旬~5月中旬 |
敷地面積は約8万㎡で南北に長いのが特徴です。羽根木公園は、全体が小高い丘のようになっていて梅が植栽されているのは南側斜面の梅林です。
つつじは、梅林の周辺歩道に多く植えられています。
昔はつつじはなかったそうですが、梅の見ごろの時期に見物する人が梅林に立ち入り、梅の木が傷んでしまいました。
梅の疲弊を防ぐため、梅林の通路につつじを植えたということですが、いまや世田谷区のつつじの名所になっています。
駅は2駅ありますが、つつじが多く植えられているのは小田急線梅ヶ丘駅が最寄り駅になります。
池上梅園
所在地 | 東京都大田区池上2-2-13 |
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アクセス | 都営地下鉄浅草線「西馬込駅」より徒歩10分 東急池上線「池上駅」より徒歩20分 |
開園時間 | 午前9時~午後4時30分(入園は午後4時まで) |
入園料 | 大人(16歳以上65歳未満)100円、小人(6歳以上16歳未満)20円、65歳以上無料 |
休園日 | 2月・3月を除く月曜、年末年始(月曜日が休日の場合は次の平日) |
概ねの見ごろの時期 | 4月中旬~5月中旬 |
池上梅園のツツジの本数は約800本。池上梅園はツツジの咲く季節もおすすめです。
池上梅園の面積は1万㎡で傾斜地が多いのが特徴です。池上梅園の梅はこの傾斜地に植えられていますが、つつじも同じような場所に植えられています。
遊歩道が整備され、登った先には見晴らし台もあるので、景色が良いのは魅力的ですが、歩くのが苦手な方は少し大変かもしれません。
なお、池上梅園から徒歩10分程度のところに、池上養源寺(東京都大田区池上1-31-1)という寺院があります。
池上養源寺は花の寺として有名で、本堂奥の斜面にたくさんのつつじが植えられています。
烏山つつじ緑地と西沢つつじ園
烏山つつじ緑地所在地 | 東京都世田谷区北烏山6-16-8 |
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アクセス | 京王線千歳烏山駅より徒歩10分 |
入園料 | 無料 |
概ねの見ごろの時期 | 4月中旬~5月上旬 |
烏山つつじ緑地の面積は1,000㎡、西沢つつじ園は約3,000㎡。合計4,000㎡の敷地に、約100種類・2万株のつつじが植えられています。
特に烏山つつじ緑地は世田谷区が管理する施設だけあって、歩道が整備され、ベンチも設置されています。
また、つつじの種類が写真入りで載っている解説板もあるので、つつじを見比べることもできます。
東京のつつじの名所3 神社
根津神社
所在地 | 東京都文京区根津1-28-9 |
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アクセス | 東京メトロ千代田線「根津駅」「千駄木駅」より徒歩5分 東京メトロ南北線「東大前駅」より徒歩5分 都営地下鉄三田線「白山駅」より徒歩10分 |
概ねの見ごろの時期 | 4月上旬~4月下旬 |
例年、つづじの見ごろの時期には「文京つつじまつり」が開催されます。
なお、つつじ苑入苑には寄進料が必要です。
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まとめ
この記事では、東京都内でつつじの名所と言われる場所のうち、鉄道の最寄駅から徒歩10分以内で行ける14か所をご紹介しました。ところで、2022年4月の上旬から下旬にかけて、今回ご紹介したつつじの名所のうち数か所を実際に訪ねてみました。
4月の上旬に訪ねた場所では、もうつつじが咲いていました。最盛期とは言えませんでしたが、それでも開花している木も多く、それなりに見ごたえがありました。
一方、4月下旬に訪ねたところは、つつじが咲いているのは確認できましたが、総じて終わりかけ。最盛期は過ぎて見ごろとは言えない場所もありました。
2022年の東京の桜の開花宣言は3月20日で例年よりも早いものでした。桜とつつじでは種類が違うので断言はできませんが、桜が早い年はつつじも早いのかもしれません。
あくまでも感覚ですが、2022年のつつじの見ごろの時期は、上記の各施設でお伝えしたものよりも1週間から10日ほど早い、そんな気がしています。
もしかしたらつつじの見ごろは桜の開花が参考になるかもしれないですね。
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