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東京都文京区にある六義園(りくぎえん)では、例年、つつじを楽しむイベント「春の六義園~大名庭園でつつじを楽しむ~」が開催されていました。
しかし、コロナ禍によりイベントは中止。
2023年も「大名庭園でつつじを楽しむ」という名称は残るものの、庭園ガイドや、通常は閉じられている染井門の開門を除けば、目立ったイベントは開催されないようです。
もっとも、六義園のつつじがなくなったわけでも、見られなくなったわけでもありません。
この記事では、下記で2023年の染井門開門日をお伝えするとともに、六義園のつつじの見頃や特徴、そしてつつじが見られる場所などをお伝えします。
~大名庭園でつつじを楽しむ期間中の染井門開門日~
4月15日(土)・16日(日)・22日(土)・23日(日)、4月29日(土・祝)~5月7日(日)、5月13日(土)、14日(日)
染井門は、JR駒込駅・東京メトロ駒込駅より徒歩2分の場所にあります。染井門の開門で六義園へのアクセスがより便利になります。
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六義園の基本情報
所在地 | 東京都文京区本駒込6-16-3 |
---|---|
アクセス(正門) | JR山手線・東京メトロ南北線「駒込駅」より徒歩7分 都営地下鉄三田線「千石駅」より徒歩10分 |
開園時間 | 午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで) |
休園日 | 年末年始(12月29日~1月1日) |
入園料 | 一般300円、65歳以上150円、小学生以下・都内在住在学の中学生無料、その他料金設定あり |
通常は正門のみが開門され、染井門が開門されるのは大きなイベント開催時のみです。
※ ここでご紹介したのは、この記事を書いている時点での情報です。今後、内容が変わることもありますがご了承ください。
六義園のつつじの見頃
六義園のつつじの見頃は、例年4月中旬~5月初旬とされています。私は4月下旬に六義園を訪ねたことがあります。
つつじの花は咲いていましたが、全体的には見頃を過ぎたあたりで、咲き終わったつつじもたくさんありました。
私が訪ねた年は、東京のソメイヨシノの開花宣言がとても早い年で、冬が暖かいとつつじも見頃が早く訪れるのかもしれません。
六義園のつつじの見頃は4月中旬~5月初旬なのは確かだとしても、4月下旬で見頃を過ぎてしまう年もあるようです。
六義園のつつじの特徴
六義園のつつじの品種は約30種で株数は1000株。品種の数や株数だけを考えると、それほど大規模とはいえません。
しかし、六義園のつつじにはある特徴があります。
六義園は、江戸幕府第5代将軍徳川綱吉の時代、側用人として権勢を振るっていた柳沢吉保が造ったもので、当時、六義園のある駒込の地では一大園芸ブームが起こっていました。
園芸ブームの中心になっていたのはつつじ。そのため、柳沢吉保は六義園にも多数のつつじを植えたのが現在につながっています。
江戸時代のつつじが残っているわけではないようですが、六義園にはそうした歴史的側面から、いわゆる古品種のつつじが多いことが特徴と言われています。
六義園のつつじの見どころ
六義園のつつじは園内各所に植栽されています。ここでは、そのうち2か所をご紹介します。藤代峠
六義園のつつじで一番の見どころと言えるのが、藤代峠(六義園の北側、染井門に近い場所にあります)と名付けられた丘の斜面に咲くツツジです。満開時に下から見上げると、斜面の琉球ツツジや霧島ツツジなど色とりどりのつつじが目を楽しませてくれます。
また、藤代峠は遊歩道で登ることができますが、上から眺めると眼下のつつじだけでなく、その向こうにある池の景色も合わせて楽しむことができます。
吹上茶屋
吹上茶屋(六義園の中央よりやや西側)周辺、あるいは近くの吟花亭跡付近には、八重霧島、オオムラサキツツジ、ヤマツツジが植えられています。吹上茶屋付近ではつつじと大泉水の景色を合わせて楽しむことができ、吟花亭跡付近では大きく育ったたくさんのつつじを眺めることができます。
六義園では藤代峠のつつじが人気が高いようですが、吹上茶屋や吟花亭跡付近のつつじも見ごたえがあります。
まとめ
この記事では、六義園のつつじの見頃や特徴や見どころをお伝えしました。
六義園は大名庭園として有名で、丁寧に整備が行われていながらも、東京都の施設で入園料が低く抑えられています。
また、山手線沿線にあるなど交通も至便で、駅からのアクセスも容易です。つつじを楽しめる場所としては稀有の存在ではないでしょうか。
あと気になるのは見ごろの時期。
六義園のつつじは30種類、花の咲く時期は種類ごとに異なりますし、つつじは花期が比較的長いという特徴があります。
もっとも、桜の開花が早い年は、つつじの見頃も早くなりがちです。
染井門の開門は5月中旬まで続きますが、見頃が早く訪れる年もあるので、この点については注意が必要です。
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