東京都の花の名所

東京の睡蓮の名所7か所の特徴や蓮との違いもご紹介します!

ピンクの睡蓮の花

東京都内には池がたくさんあり、さまざまな水生植物を見ることができます。

その水生植物の代表格とも言えるのが睡蓮(スイレン)です。初夏に咲く睡蓮の花は、心を和ませてくれます。

ところで、睡蓮に似た花に蓮(ハス)があります。

睡蓮も蓮も水生植物で花の雰囲気も似てはいますが、睡蓮と蓮では大きな違いがあります。

そこで、まずは睡蓮と蓮の違いを簡単にご紹介した後に、東京の睡蓮の名所7か所を取り上げ、それぞれの特徴などを簡単にご紹介していきます。

睡蓮と蓮の違い

睡蓮と蓮は全く種類の異なる花で、たくさんの違いを見つけることができます。では具体的にどのような違いがあるのでしょうか。

睡蓮と蓮の最大の違いは花の咲く場所です。

睡蓮は地下茎から長い茎を伸ばして水面に葉や花を浮かべます。葉や花が水面よりも高く出るものはありません。

なお、日本にあった睡蓮はヒツジグサ(未草)の一種類でしたが、明治期に様々な種類の外国産睡蓮が輸入をされています。

一方、蓮は地中の地下茎から茎を伸ばし水面に葉を出します。水面に葉を浮かべるものもあれば、水面よりも高く出る葉もあります。さらに、蓮の花はその上に咲きます。

蓮の花は水面より上に咲くのが最大の特徴です。

その他の睡蓮と蓮の違い

 
睡蓮(スイレン)蓮(ハス)
分類スイレン科スイレン属ハス科ハス属
花期5月下旬~7月中旬7月~8月
花の色品種によって異なる白・ピンク
花の咲く時間品種によって異なる(昼咲き睡蓮・夜咲き睡蓮)午前中
その他地下茎は蓮根として食用になる
水面に咲いていたら睡蓮、水面より上に花が咲いていたら蓮。睡蓮と蓮の最大の違いは花の咲く場所です。

それ以外で睡蓮と蓮の違いは、花の咲く時期と花の咲く時間でしょうか。花の咲く時期は、睡蓮は初夏の頃、蓮が夏の頃であるのが一般的です。

また、睡蓮は種類によっては午後でも花を楽しむことができますが、蓮は午前中だけ花を咲かせます。

それでは、東京の睡蓮の名所7か所とそれぞれの特徴をご紹介していきます。


東京の睡蓮の名所1 水元公園

所在地東京都葛飾区水元公園
水元公園(みずもとこうえん)は、かつて水産試験場だった場所に整備された公園で、現在では東京都内でも最大規模を誇る水郷公園として知られています。

水元公園の大きな特徴は、蓮と睡蓮の両方が楽しめること。

例年でいえば、睡蓮は5月下旬が咲き始め、蓮は7月中旬から8月中旬にかけてが開花時期になります。

水元公園で睡蓮が楽しめるのは、園内の睡蓮池や水生植物園白い花を咲かせる睡蓮を中心に、赤やピンクの睡蓮も見ることができます。

また、睡蓮の花の咲く時期には、キショウブやカキツバタなどの花も楽しむことができます。

水元公園は散策におすすめのスポットです。

東京の睡蓮の名所2 小石川後楽園

所在地東京都文京区後楽1丁目
小石川後楽園(こいしかわこうらくえん)では、蓮と睡蓮の両方を楽しむことができます。

睡蓮の見頃の時期は5月下旬から7月中旬にかけて。蓮の見頃の時期は7月中旬から8月中旬頃にかけて。運が良ければ、睡蓮と蓮を同時に楽しむことができそうです。

睡蓮の白い花は園内の奥にある内庭で見ることができます。

※ 蓮の花は、小石川後楽園入口近くにある大泉水左側の蓮池で見ることができます。

東京の睡蓮の名所3 善福寺公園

所在地東京都杉並区善福寺2・3丁目
善福寺公園(ぜんぷくじこうえん)の中心になるのが善福寺池です。善福寺池は、井の頭恩賜公園の井の頭池、石神井公園の三宝寺池とともに武蔵野三大湧水池として知られています。

善福寺公園には、北側に上の池、南側に下の池があります。上の池では白い睡蓮の花、下の池ではピンク色の睡蓮の花が楽しめます。

睡蓮の花期は5月下旬から7月中旬にかけてになります。

東京の睡蓮の名所4 石神井公園

所在地東京都練馬区石神井台1-26-1
石神井公園には、東側にボート遊びなどができる石神井池と、西側の三宝寺池の2つの池があります。

睡蓮があるのは周囲を木々で囲まれた三宝寺池です。

三宝寺池には貴重な水生植物が多数あることから、三宝寺池沼沢植物群落(さんぽうじいけしょうたくしょくぶつぐんらく)として国指定文化財になっています。

三宝寺池の一部の水面で見られる睡蓮の花の咲く時期は5月下旬から7月中旬にかけて。

石神井池と比べると落ち着いた雰囲気の三宝寺池は、のんびりと散策をしたい人におすすめです。

東京の睡蓮の名所5 猿江恩賜公園

所在地東京都江東区毛利2-13
猿江恩賜公園(さるえおんしこうえん)は元は貯木場でしたが、現在は野球場やテニスコートがある都立公園になっています。

猿江恩賜公園で睡蓮が育てられているのは、園内のテニスコート近くにあるミニ木蔵で、5月下旬から睡蓮の白い花を楽しむことができます。

東京の睡蓮の名所6 神代植物公園

所在地東京都調布市深大寺元町2・5丁目、深大寺北町1・2丁目、深大寺南町4・5丁目
神代植物公園(じんだいしょくぶつこうえん)では、蓮と睡蓮の両方を楽しむことができます。

神代植物公園では熱帯スイレンと温帯スイレンを楽しむことができます。

熱帯スイレンが楽しめるのは園内の大温室で、様々なカラフルな色の熱帯スイレンが楽しめます。

温室の外の池では5月下旬になれば温帯スイレンも咲き始めます。

また、園内のつつじ園の池で見られるのはパラグアイオニバス(スイレン科)です。

パラグアイオニバスの円形の葉は直径2m、白色の花は直径40㎝にもなる超大型の睡蓮として知られ、例年、神代植物公園では8月下旬に大きな葉の上に乗る子ども向け体験イベントも開催されています。

なお、パラグアイオニバスの開花は8月頃になります。

東京の睡蓮の名所7 国営昭和記念公園

所在地(管理センター)東京都立川市緑町3173
国営昭和記念公園は広大な敷地の中で1年を通じて様々な花を楽しむことができます。

睡蓮があるのは西立川口近くにある花木園です。花木園では白やピンクの睡蓮だけでなく、菖蒲田のハナショウブを合わせて眺めることができます。

国営昭和記念公園のスイレンの見頃の時期は5月下旬から6月下旬にかけて。

なお、園内北側にある日本庭園でも睡蓮を見かけることができます。

まとめ

青色の睡蓮の花
この記事では、東京の睡蓮の名所7つを取り上げ、それぞれの特徴などを簡単にご紹介してきました。

睡蓮の花が咲く時期は例年でいえば5月下旬から7月中旬にかけて。季節は初夏で梅雨の季節です。

湿気が多く鬱陶しい季節かもしれませんが、水面と水面の上に咲く美しい睡蓮の花を眺めていると、気持ちが穏やかになるかもしれないですね。

今年は、東京の睡蓮の名所を訪ねてみてはいかがでしょうか。