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石神井川の桜並木は穴場の名所!中板橋駅~新板橋駅をご紹介します

石神井川の桜並木
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石神井という地名から思い浮かべるのは、石神井公園あるいは石神井公園駅ではないでしょうか。

石神井公園駅は西武池袋線の駅名で、石神井公園はその駅から徒歩で行ける東京都内でも著名な公園です。

しかし、今回ご紹介するのは東武東上線の中板橋駅から都営三田線の新板橋駅まで続く石神井川の桜並木です。

石神井川の桜並木は駅から近く、桜の映える場所でありながらも、それほどには混雑しない穴場の名所です。

最近、東京都内で桜の名所としてダントツで人気があるのは目黒川の桜並木です。

目黒川の桜並木は満開の桜の枝が川面に向かって枝垂れる美しさに人気がありますが、石神井川の桜並木も同じ魅力があります。

石神井川の桜並木も、目黒川の桜並木も同じような魅力を持っている。一方、訪れる人の数は目黒川の桜並木に及ばない。

この記事では、そんな穴場の名所である石神井川の桜並木をご紹介します。

石神井川とは

石神井川は東京都小平市から発しています。

東京都小平市から西東京市・練馬区・板橋区・北区を経て、最後は隅田川に合流する全長25kmの川です。

さきほどご紹介した石神井公園は石神井川の中流域、今回ご紹介する桜並木は石神井川の下流域になります。

また、さらに下流に行くと桜で有名な王子の飛鳥山公園があります。

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石神井川の桜並木とは

石神井川には上流から下流まで多くの桜が植栽されています。その中で特に有名なのが石神井川の桜並木です。

石神井川の桜並木は、平成15年に板橋区が指定した「板橋十景」に含まれています。

したがって石神井川の桜並木は、石神井川のうち板橋区内を流れる部分の桜並木で、具体的には板橋区桜川から板橋区加賀までを「石神井川の桜並木」と称しています。

石神井川の桜並木は、多くの場所で川の両岸に桜が植えられています。

本数は約1000本。桜の種類はソメイヨシノを中心にカワヅザクラ・ヤマザクラ・オオシマザクラなどがあります。

石神井川の桜の種類


ソメイヨシノ

ソメイヨシノは桜の中では最も人気のある品種で、花の色は淡紅色から白色へと変化していきます。花が一斉に華やかに咲きますが、花の咲く期間が短いという特徴があります。

カワヅザクラ

カワヅザクラは他の品種よりも開花が早い早咲き種として知られています。花の色は桃色に近く、天候さえよければ花期も1か月程度と長いのが特徴です。

ヤマザクラ

ヤマザクラは日本では古来よりある品種でヤマザクラから様々な品種が誕生しています。ヤマザクラの大きな特徴は花と葉が同時に開くことで、花が先に咲き葉が後から出てくるソメイヨシノとは大きく異なっています。

オオシマザクラ

オオシマザクラも日本では古来よりある品種でオオシマザクラから様々な品種が誕生しています。オオシマザクラもヤマザクラと同じく花と葉が同時期に成長します。なお、ヤマザクラの葉の裏の色は灰色がかった緑色、オオシマザクラの葉の裏の色は明るい緑色で光沢があるという違いがあります。

石神井川の桜並木のおすすめコース

夜の石神井川の桜並木
板橋区内を流れる石神井川の桜が「石神井川の桜並木」と書きましたが、特におすすめなのが板橋区双葉町から板橋区加賀までのコースです。

板橋区双葉町は東武東上線中板橋駅より徒歩5分。板橋区加賀は都営三田線新板橋駅より徒歩10分の場所にあります。

板橋区双葉町から板橋区加賀までの距離は約3㎞。中板橋駅をスタートし、石神井川の上流から下流に向かい、新板橋駅でゴールとするコースです。

なお、新板橋駅より約500m離れた場所にはJR埼京線の板橋駅があるので、こちらをゴールにするのもありです。

もちろん、新板橋駅あるいは板橋駅をスタートして、石神井川の上流に向かい中板橋駅をゴールにするのも問題はありません。

石神井川の桜並木の魅力

石神井川の桜並木に植えられているのはソメイヨシノが中心であるものの、概ね2月下旬に開花する早咲きのカワヅザクラや、遅咲きのヤマザクラもあります。

ソメイヨシノだけだと花を楽しめるのはせいぜい1週間程度ですが、石神井川の桜並木はより長い期間、桜の花を楽しむことができます。

また、石神井川の川沿いの多くの場所には遊歩道があるので、車に気を遣うことなく安全に散策をしながら桜を楽しむことができます。

そして、石神井川の桜並木の最大の魅力は川沿いに植えられた桜の枝が川にも向かっていること。

桜の開花期になると、満開の桜が川面に映え、とても美しい景色を作り出してくれます。

川と言えば橋がつきもの。石神井川は100m程度の間隔で橋が架けられている場所もあるので、その橋の上から川と満開の桜を同時に眺めることができます。

満開の桜と川のコントラストが美しいのが、石神井川の桜並木の最大の魅力です。

また、石神井川の桜並木では部分的ですが夜のライトアップも行われています。

ライトアップが楽しめる場所は例年でいえば、中板橋駅付近の石神井川、旧中山道付近の石神井川付近になります。

そして、石神井川の桜並木の魅力として最後にあげておきたいのが、ゆっくりと花見が楽しめるということです。

石神井川の桜並木については「桜まつり」のような盛大なイベントがありません。

板橋区は板橋十景として広報しているものの、基本的に板橋区民に対してのもので、周囲に積極的なPRもしていません。

たとえば、石神井川下流域にある王子の飛鳥山公園は、桜の時期になるととても混雑しますが、石神井川の桜並木はそれほど混雑することはありません。

散策をしながらゆっくりと満開の桜を楽しめるのも、石神井川の桜並木の魅力です。

もっとも穴場のスポットだけに、途中の公園を除けばトイレはほとんどありませんし、飲食を楽しめる場所もあまりありません。

そのあたりは若干の注意は必要ですが、中板橋駅から新板橋駅までの片道であればゆっくりと歩いても1時間30分程度。あまり気にする必要はないかもしれません。

石神井川の桜並木の魅力


① 長い期間、桜の花を楽しむことができる。

② 遊歩道が整備され歩きやすい。

③ 満開の桜と川のコントラストが美しい。

④ 一部でライトアップが行われる。

⑤ それほど混雑していないので、ゆっくり桜を楽しむことができる。

さいごに

石神井川の桜並木
この記事では、石神井川の桜並木についてご紹介してきました。

石神井川の桜並木は、歩道も整備されているのでのんびりと桜を楽しむことができますし、駅の近くには多くの飲食店もあります。

たとえばランチをした後に、少し歩きながら満開の桜をゆっくり楽しむ。たまにはそんな日常があっても良いのではないでしょうか。

なお、石神井川の桜並木で満開の桜が見られるのは例年でいえば3月下旬~4月上旬になります。

追記 実際に歩いてみました

2022年3月30日(水)、実際に歩いてみました。ここでは、その体験記を簡単にお伝えします。

この記事では、板橋区双葉町から板橋区加賀までのコースをご紹介してきました。

私が歩いたのは、東武東上線中板橋駅(板橋区双葉町)から板橋区加賀を通過し、さらにJR王子駅手前の音無親水公園までです。

歩いた時間は午前11時から午後2時までの3時間で距離は約10㎞。

もっとも、相当にゆっくり歩き、気になる場所は寄り道。さらに途中の公園では簡単な食事をし、最後は飛鳥山公園でも桜を楽しんでいます。

普通に歩けば2時間程度で、距離も8㎞程度になると思います。

では、歩いた時の状況をもう少し詳しくお伝えします。

混雑の状況

訪ねたのが平日の昼ということもあり、全体を通して混雑した場所はありませんでした。

その中でも賑わいが見られたのが、中板橋駅周辺、仲宿周辺、そして王子駅手前の音無親水公園の3か所です。

石神井川周辺はほとんどが住宅街なので、飲食店はあまり見かけませんが、それでも駅の周辺には多くの飲食店があります。

食事をして、それから桜を楽しむ。そうした方も多いようなので、平日でも駅に近い場所は多少の混雑が見られます。

桜の状況

東武東上線中板橋駅からJR王子駅まで、石神井川沿いのほとんどの場所に桜が植栽されています。

石神井川の両側に植えられている、あるいは片側だけに植えられている、場所によって状況は異なりますが、桜の木が途切れる場所はほとんどありません。

私が訪ねた日は、気温が18度で曇り。桜は満開の状況でした。

微風だったので満開の桜を堪能することができましたが、既に散り始めの木もあり、石神井川には多くの花びらが浮かび始める。そんな時期でした。

歩道の状況

一部に狭い車道があるものの、ほとんどの場所は遊歩道になっています。

車道は車が通りますが、道幅が狭いので車はそれほど多くありません。

遊歩道には車が入ることができませんし、舗装もされているので安心して歩くことができます。

また、コース全体を見ると多少のアップダウンはありますが、急坂などはないので歩くのが苦手な方でも、十分に楽しむことができます。

食事やトイレ

石神井川沿いにはベンチはあまりありません。

ただ、コース上に小さな公園や緑地などが点在しているので、そこのベンチなどで食事をすることは可能です。

トイレも数は多くありませんが、コース上に数か所はありましたので、いざというときは役に立ちそうです。

さいごに

今回歩いたのは、この記事よりは長い区間です。ただ、道は平坦で舗装されていて、車の心配をする場所もほとんどありません。

桜の木が好きで、歩くことも好きな方にとっては、とてもおすすめのコースと言えそうです。

機会があったらぜひ歩いてみてください。


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