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この記事では埼玉県秩父郡長瀞町にある、長瀞宝登山臘梅園のロウバイの見頃・特徴・魅力・アクセスなどを中心にご案内します。
最初にロウバイの特徴、そして宝登山臘梅園で見られるロウバイの種類やそれぞれの特徴を簡単にお伝えします。
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目次
ロウバイの特徴
ロウバイは漢字で「蝋梅」と書きます。字から推測するとロウバイは梅の仲間のように思われますが、梅はバラ科であるのに対して、ロウバイはロウバイ科、梅とロウバイは全く異なる樹木です。
ロウバイの原産は中国で、冬に花を咲かせる落葉低木です。
花に蝋をかけたような光沢や透明感があることから「蝋」の字が用いられたという説があります。
また、ロウバイの花の形が梅に似ていることから、「梅」の字が用いられたと言われています。
宝登山臘梅園のロウバイの種類
宝登山臘梅園には、和臘梅(ワロウバイ)、素心臘梅(ソシンロウバイ)、満月蝋梅(マンゲツロウバイ)と3種類のロウバイが植えられています。
それぞれのロウバイには、次のような特徴があります。
和臘梅の特徴
原種に近く他のロウバイと比較すると花は小さめ。花芯は紅紫で、花弁は若干暗めの黄色です。和臘梅は地味ですが可憐に咲く姿が魅力的です。
素心臘梅の特徴
原種のロウバイの変種で、明治時代に中国から入ってきました。花の色は花芯も花弁も黄色で、ロウバイの中では早咲きの品種です。香りを楽しむこともできます。
素心臘梅は全体が黄色で和臘梅よりも華やかですが、黄色自体は落ち着いた色で穏やかな印象を受けます
満月蝋梅の特徴
素心臘梅の変種です。特徴としては素心臘梅よりも花が大きく、黄色もより鮮やかで柔らかな印象で、ロウバイの中では最も人気のある品種と言われています。
宝登山臘梅園のロウバイの見頃
では、宝登山臘梅園のロウバイの見頃はいつでしょうか。その年の天候にも左右されますが、ロウバイの全体的な見頃は1月下旬から2月下旬までです。
ところで、宝登山臘梅園はロウバイを楽しめる場所が2つに分かれています。
梅百花園を過ぎて、梅百花園の上段にあるのが東ロウバイ園。東ロウバイ園のさらに奥にあるのが西ロウバイ園です。
東ロウバイ園と西ロウバイ園では、ロウバイの見頃の時期に少しずれがあります。
東ロウバイ園よりも奥にある西ロウバイ園の方が日当たりが良いため、ロウバイは標高の高い西ロウバイ園が先に咲きます。
西ロウバイ園のロウバイが見頃を迎える頃、東ロウバイ園のロウバイが咲き始めといったところでしょうか。
また、花が好きな方にはさらにおすすめめしたい時期があります。
ロープウエイ山頂駅を降りるとすぐ前にあるのが「梅百花園」で、2月上旬に梅の花がほころび、2月中旬から3月にかけて梅の花が見頃を迎えます。
ロウバイだけでなく、梅の花も楽しみたいのであれば2月中旬~下旬がおすすめです。
では、ロウバイや梅の見ごろの時期をまとめてご案内をします。
ロウバイや梅の見頃
★ 西ロウバイ園の見頃 ⇒ 1月下旬~2月中旬
★ 東ロウバイ園の見頃 ⇒ 2月上旬~2月下旬
★ 梅百花園の梅の見頃 ⇒ 2月中旬~3月下旬
宝登山臘梅園の魅力
関東地方でロウバイの名所といえば、長瀞宝登山臘梅園です。ここでは宝登山臘梅園の魅力についてお伝えします。
宝登山臘梅園の第一の魅力は何といっても景色の良さです。
宝登山は標高約500m。宝登山臘梅園の眼下には秩父の街並み。少し遠くに目を向けると、雄大な武甲山や両神山を望むことができます。
天気が良ければ、ロウバイの花と素晴らしい景色のコントラストを楽しむことができます。
また、宝登山臘梅園そのものの魅力としては、ロウバイの数の多さと花期の長さがあげられます。
宝登山臘梅園は、宝登山頂の15,000㎡に展開し、植えられているロウバイは3,000本。
また、ロウバイは花期が長い花木ですが、加えて宝登山臘梅園のロウバイは3種類あります。
それぞれに咲く時期が若干ずれるので、より長い期間、ロウバイの花を楽しむことができます。
宝登山臘梅園へのアクセス
電車で行く場合
長瀞といえば荒川の岩畳が有名です。岩畳も宝登山も最寄り駅は秩父鉄道の長瀞駅です。岩畳は長瀞駅の東側に位置します。一方、宝登山は長瀞駅の西側、方向は反対です。
宝登山は長瀞駅の西方で、具体的には長瀞駅の改札口を出て、正面の道を約15分歩きます。
宝登山ロープウェイの山麓駅から有料のロープウエイで山頂駅へ、乗車時間は約5分です。山頂駅から宝登山臘梅園までは約2分。
ハイキングをしたいという方は長瀞駅からハイキングコースを使って、約1時間半で宝登山臘梅園へ行くこともできます。
車で行く場合
関越自動車道花園ICを降りて国道140号を利用。約30分~40分でロープウェイ山麓駅に到着です。ただし、交通事情によりさらに時間のかかる可能性があります。
なお、ロープウェイ山麓駅の駐車台数は320台(有料)です。
所在地 埼玉県秩父郡長瀞町長瀞1766-1
さいごに
冬から早春にかけて長瀞で楽しめるのが宝登山臘梅園のロウバイです。
また訪ねる時期によっては、ロウバイと梅を合わせて楽しめるかもしれません。
もっとも、宝登山臘梅園は標高約500mの宝登山山頂にあり気温も低いですし、遮るものも少ないので寒風には注意が必要です。
また、雪が降った後などは足元も悪くなっています。
暖かい服装で、ぬかるみなどにも対応できる、はき慣れた靴で行くのがおすすめです。
※ お伝えしている情報は記事作成時のものです。変更されている場合もあるので公式サイト等で確認のうえ、お出かけになってください。
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