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上野東照宮のぼたん苑では、年に2回ぼたん祭が開催をされています。
年に2回とは、冬と春。
この記事では、2019年に開催される「冬のぼたん祭」と「春のぼたん祭」について、日程や特徴などを簡単にご紹介をしていきます。
最初に2019年に開催される「冬のぼたん祭」と「春のぼたん祭」の日程をご案内します。
冬のぼたん祭の日程 | 2019年1月1日(火曜日)~2月24日(日曜日) |
春のぼたん祭の日程 | 2019年4月中旬~5月中旬 |
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上野東照宮とは
ぼたん祭が開催される上野東照宮とはどのような場所なのでしょうか。まずは上野東照宮のあらましを簡単にご紹介させていただきます。上野東照宮は、江戸時代初期の1627年に創建。場所は伊勢津藩の領主であった藤堂高虎の江戸藩邸の敷地内です。
藤堂高虎はその生涯で何度も主君を変えたことで知られていて、そうした意味で戦国大名の代表的人物の一人に数えられています。
その藤堂高虎が最後に主君として選んだのが徳川家康。藤堂高虎は徳川家康に忠義を尽くしたこともあり、外様大名であったのにも関わらず譜代大名並みの扱いを受けています。
なお、上野東照宮には江戸幕府の将軍のうち、初代の徳川家康、8代の徳川吉宗、そして15代の徳川慶喜の3人が祀られています。
上野東照宮のぼたん苑とは
上野東照宮のぼたん苑が造営されたのは1980年。上野東照宮は江戸時代の創建ですが、ぼたん苑はかなり新しいことが分かります。上野東照宮のぼたん苑が開設されたのは日中友好を記念してのこと。
日中友好で思い浮かぶのは上野動物園のカンカンとランラン。カンカンとランランは1972年に来日していますが、上野東照宮のぼたん苑も日中友好を記念して造られています。
ボタンとは
ぼたんはボタン科の落葉小低木で、漢字では牡丹と表記されます。ぼたんの原産は中国西北部。ぼたんは古来より珍重され「花の王」とも言われています。
ぼたんは品種改良が盛んに行われている樹木です。そのため、色も咲き方も様々ですが、咲く時期などから大きく3つに分類をすることができます。
ぼたんの3つの分類
① 春牡丹
② 冬牡丹
③ 寒牡丹
①の春牡丹は牡丹の中でも一般的な品種で、花の咲く時期は4月から5月にかけてになります。
②の冬牡丹は春牡丹と同じ品種です。ただし冬牡丹は、本来の春牡丹の花の咲く時期を調整して、あえて冬に開花させるようにしたものです。
人の手を介して冬に開花をさせるのが冬牡丹なので、放置をしておくと咲く時期は冬ではなく春に戻ってしまいます。
③の寒牡丹は、春と秋の年に2回蕾をつける品種です。春の蕾は摘み取り、秋の蕾は育てます。この工夫により秋の蕾が冬に開花をします。
上野東照宮のぼたん祭で楽しめるぼたんのまとめ
冬のぼたん祭で楽しめるのは、主に冬牡丹と寒牡丹。
春のぼたん祭で楽しめるのは、主に春牡丹。
それでは、次に2019年の冬のぼたん祭と春のぼたん祭の概要をご紹介していきます。
冬のぼたん祭の日程
日程 | 2019年1月1日(火)~2月24日(日) |
時間 | 午前9時30分~午後4時30分 |
料金 | 大人(中学生以上)700円 小学生以下無料 団体600円(20名以上) |
冬のぼたん祭で楽しめるのは主に冬牡丹です。約200株の冬牡丹を中心に、丹精込めて育てられた寒牡丹を楽しむことができます。
また、数は少ないながらも冬のぼたん祭では、ロウバイやマンサク、そして梅を楽しむこともできます。
春のぼたん祭の日程
日程 | 2019年4月中旬~5月中旬 |
時間 | |
料金 |
上野東照宮ぼたん苑へのアクセス
所在地 | 東京都台東区上野公園9-88 |
アクセス | JR上野駅公園口より徒歩5分 東京メトロ(銀座線、日比谷線)上野駅不忍口より徒歩10分 京成電鉄京成上野駅池之端口より徒歩5分 |
上野東照宮ぼたん苑は上野動物園に隣接をしていて、電車以外でもバスで行くことも可能です。ただし、上野東照宮に駐車場はありませんし、近隣に駐車場はあっても混雑は覚悟しておくようです。
電車またはバスで行かれることをおすすめします。
さいごに 上野東照宮ぼたん苑の特徴
上野東照宮ぼたん苑のぼたん祭のご案内をさせていただきました。上野東照宮ぼたん苑のぼたん祭は冬と春の年に2回開催されています。
この記事では、冬のぼたん祭、春のぼたん祭の日程や特徴を中心にご案内をさせていただきました。
ところで、上野東照宮ぼたん苑そのものにはどのような特徴があるのでしょうか。最後に上野東照宮ぼたん苑の特徴について、簡単にご案内をさせていただきます。
ぼたん苑は入口から出口までクランク状の通路がつながり、その両側にボタンが植えられています。普通に歩くと入口から出口まではほんの数分。上野東照宮ぼたん苑の敷地はそれほど広くはありません。
しかし、上野東照宮ぼたん苑のなによりの特徴は一つ一つのぼたんが丁寧に育てられていることです。
上野東照宮のぼたん苑のぼたんは決して本数が多いわけではありません。しかし、それぞれが本当に丹精込めて育てられていて品種も多いので、一つ一つのぼたんをじっくりと鑑賞することが可能です。
短い距離でも、じっくりと楽しめるのが上野東照宮のぼたん苑の何よりの特徴です。
上野東照宮の周囲は上野動物園や不忍池など多くの人が訪れる喧噪の場所ですが、上野東照宮のぼたん苑では穏やかな時間を過ごすことができます。
さらに、上野東照宮のぼたん苑は通路がほとんどが平坦に造られています。高齢で足が少しばかり弱っている方でもごく普通に楽しむことができます。
上野東照宮のぼたん苑の牡丹は一つ一つが華麗で見ごたえがあります。上野東照宮のぼたん苑のぼたん祭は、冬も春もおすすめの場所です。
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