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2024年上野東照宮冬ぼたんの日程や特徴などご紹介

上野東照宮ぼたん園と五重塔
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上野東照宮のぼたん苑では、年に2回、冬と春にぼたん祭が開催されています。

この記事では、2024年冬に開催されるぼたん祭「上野東照宮 冬ぼたん」の日程や、冬と春それぞれのぼたん祭の内容や特徴を中心にお伝えします。

2024年「上野東照宮 冬ぼたん」の日程など

2024年の「上野東照宮 冬ぼたん」は次の予定で開催されます。

 
開苑期間2024年1月1日(月)~2月25日(日)
開苑時間午前9時30分~午後4時30分(入苑締切)
入苑料大人(中学生以上)1,000円・団体(15名以上)800円・小学生以下無料

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上野東照宮ぼたん苑へのアクセス

所在地東京都台東区上野公園9-88
アクセスJR「上野駅」公園口より徒歩5分
東京メトロ(銀座線、日比谷線)「上野駅」不忍口より徒歩10分
京成電鉄「京成上野駅」池之端口より徒歩5分
上野東照宮ぼたん苑は上野動物園に隣接していて、電車でもバスでも行くことができますが駐車場はありません。

上野東照宮とは

「上野東照宮 冬ぼたん」が開催される上野東照宮とはどのような場所なのでしょうか。

上野東照宮は、江戸時代初期の1627年に創建。場所は伊勢・津藩の領主藤堂高虎の江戸藩邸敷地内です。

藤堂高虎は生涯で何度も主君を変えたことで知られていて、そうした意味で戦国大名の代表的人物の一人に数えられています。

その藤堂高虎が最後に主君として選んだのが徳川家康。

藤堂高虎は徳川家康に忠義を尽くしたこともあり、外様大名であったにも関わらず譜代大名並みの扱いを受けています。

なお、上野東照宮には江戸幕府の将軍のうち、初代の徳川家康、8代の徳川吉宗、そして15代の徳川慶喜の3人が祀られています。

上野東照宮のぼたん苑とは

上野東照宮のぼたん苑が造営されたのは1980年。上野東照宮は江戸時代の創建ですが、ぼたん苑はかなり新しいことが分かります。

上野東照宮のぼたん苑が開設されたのは日中友好を記念してのこと。

日中友好で思い浮かぶのは上野動物園のパンダ、カンカンとランランですが、ぼたん苑も日中友好を記念して造られています。

ぼたんとは

あでやかな紫色のボタンの花
ぼたんはボタン科の落葉小低木で、原産は中国西北部、漢字では牡丹と表記されます。

ぼたんは古来より珍重され「花の王」とも言われ、品種改良も盛んに行われてきました。

そのため、色も咲き方も様々ですが、咲く時期から大きく3つに分類できます。

ぼたんの3つの分類


① 春牡丹

② 冬牡丹

③ 寒牡丹


①の春牡丹は牡丹の中でも一般的な品種で、花の咲く時期は4月から5月にかけてです。

②の冬牡丹は春牡丹と同じ品種です。ただし冬牡丹は、本来の春牡丹の花の咲く時期を調整して、あえて冬に開花させるようにしたものです。

人の手を介して冬に開花をさせるのが冬牡丹なので、放置すると咲く時期が春に戻ってしまいます。

③の寒牡丹は、春と秋の年に2回蕾をつける品種です。春の蕾は摘み取り、秋の蕾は育てます。この工夫により秋の蕾が冬に開花します。

上野東照宮のぼたん祭で楽しめるぼたんのまとめ


冬のぼたん祭で楽しめるのは、主に冬牡丹と寒牡丹。

春のぼたん祭で楽しめるのは、主に春牡丹。


それでは、冬のぼたん祭と春のぼたん祭の内容や特徴などをご紹介します。

冬のぼたん祭の内容や特徴

冬のぼたん祭「上野東照宮 冬ぼたん」は、概ね次の内容で開催されます。

 
日程元旦~2月下旬
※ 気象条件等により日程はその都度設定されます。

冬のぼたん祭で楽しめるのは主に冬牡丹です。

40品種・約160株の冬牡丹を中心に、丹精込めて育てられた寒牡丹を楽しむことができます。

また、数は少ないながらもロウバイやマンサク、そして梅を楽しむこともできます。

春のぼたん祭の内容や特徴

春のぼたん祭は、概ね次の内容で開催されます。

 
日程4月上旬~5月上旬
※ 気象条件等により日程はその都度設定されます。

春のぼたん祭で楽しめるのは春牡丹で、110種500株のぼたんが咲き誇ります。

また、数は少ないながらも会期前半ではシャクナゲ、会期後半では芍薬を楽しむこともできます。

さいごに 上野東照宮ぼたん苑の特徴

満開の白いボタンの花
この記事では、2024年冬に開催される「上野東照宮 冬ぼたん」の日程や、冬と春それぞれのぼたん祭の内容や特徴などを中心にご紹介しました。

最後に、上野東照宮ぼたん苑の特徴を簡単にお伝えします。

上野東照宮ぼたん苑は、入口から出口までクランク状の通路がつながり、その両側にボタンが植えられています。

普通に歩くと入口から出口まではほんの数分。上野東照宮ぼたん苑の敷地はそれほど広くありませんし、牡丹の本数がとりわけ多いわけでもありません。

しかし、それぞれが丹精込めて育てられ、品種も多いので、一つ一つのぼたんをじっくりと鑑賞したくなります。

短い距離でもしっかりと楽しめるのが、上野東照宮ぼたん苑の何よりの魅力です。

上野東照宮の周囲は、上野動物園や不忍池など多くの人が訪れる喧噪の場所ですが、上野東照宮ぼたん苑では穏やかな時間を過ごすことができます。

さらに、上野東照宮ぼたん苑は通路がほとんどが平坦に造られています。歩くのが苦手な方でも楽しむことができます。

上野東照宮ぼたん苑の牡丹は一つ一つが華麗で見ごたえがあります。上野東照宮のぼたん祭は、冬も春もおすすめの場所です。

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