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森林公園でヤマユリが楽しめる場所やおすすめのコースをご紹介します

森林公園のヤマユリ
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この記事では、国営武蔵丘陵森林公園(森林公園)でヤマユリが見られる場所や、2つのおすすめのコースを、私が訪ねた時の様子を折り込みながらお伝えします。

森林公園の面積は304ha、南北に細長い形状をした広大な施設で、入園口は北口・西口・中央口・南口の4か所あり、もっとも離れた北口と南口は徒歩移動だと最短でも約80分になります。

ところで、森林公園のホームページを確認したところ、数多くのヤマユリが見られる場所の案内がありました。

また、ヤマユリの見頃の時期に森林公園を訪ねたところ、入園口付近に「やまゆりセルフガイド」というパンフレットがあり、ヤマユリが見られる場所の案内がありました。

そこで、こうした森林公園の情報に従い、自転車と徒歩ですべてを巡ってみました。

この記事では、南口から北口までまとまった数のヤマユリが見られる場所と、それぞれの特徴を簡単にお伝えします。

そして、ヤマユリが見られる場所をご紹介した後に、2つのおすすめのコースをお伝えします。

森林公園の基本情報

所在地埼玉県比企郡滑川町山田1920
アクセス東武東上線「東松山駅」よりバス
JR・秩父鉄道「熊谷駅」よりバス
休園日6月1日~7月20日の月曜日
12月1日~12月30日および1月4日~2月末の月曜日
12月31日~1月1日
1月第3月曜日~金曜日
開園時間3月~10月 午前9時30分~午後5時
11月    午前9時30分~午後4時30分
12月~2月 午前9時30分~午後4時
入園料高校生以上  450円
65歳以上   210円
中学生以下  無料
他料金設定あり
駐車場各入園口にあり(有料)
※ お伝えしている情報は記事作成時のものです。変更されている場合もあるので公式サイト等で確認のうえ、お出かけになってください。

森林公園のヤマユリ

ヤマユリは日本固有の植物です。

ヤマユリは、種子から開花するまで5年~7年かかり、一度開花しても環境が適していないなどの理由で、その後開花しないこともあります。

ヤマユリは、開花までの時間がかかり貴重な花であることから「里山の宝石」。

また、花が豪華で強い芳香があることから「ユリの女王」と呼ばれることもあります。

森林公園には、全体で1万株のヤマユリが自生し、そのうち3千株が開花すると言われています。

森林公園のヤマユリの見頃は7月中旬~7月下旬ですが、場所によって見頃は少し変わります。

そして全体で最も見頃を迎えるのは7月20日前後とされています。

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森林公園でヤマユリが見られる場所と特徴

それでは、森林公園でヤマユリが見られる場所とそれぞれの特徴を、南口から北口まで入園口ごとにお伝えします。

森林公園南口 山田城址

森林公園山田城址のヤマユリ
山田城址は、森林公園南口から約200mの場所にあります。

距離は近いものの、南口からだと上り坂が続き、山田城址の上に行くまではハイキングコースのような道が続くので、徒歩5~10分は必要です。

ヤマユリは山田城址の上に向かう途中の斜面でも見られますが、よりまとまった数が見られるのは山田城址の上です。

ここでは2か所でヤマユリの群生を見ることができます。

何れも規模はそれほど大きくはありませんが、自然の景色の中でヤマユリを楽しむことができます。

なお、山田城址のヤマユリは早咲きで、見頃の時期は7月上旬~7月中旬と言われています。

森林公園南口・中央口 野草コース

森林公園野草コースのヤマユリ
野草コースは、南口からも中央口からも徒歩約20分。

自転車利用の場合は、サイクリングコースP2駐輪場から徒歩5分の場所にあります。

野草コースは約1㎞の周回コースで、入口は南入口と北入口の2か所です。

ヤマユリが自生するのは、南入口から数百メートルの園路沿いで、園路は未舗装ですが概ね平坦で幅広く造られているので歩きやすくなっています。

本来、野草コースは通り抜けできるようになっていますが、私が訪ねた時は途中が冠水で通り抜けできなくなっていました。

野草コースで数多くのヤマユリが見られるのは南入口なので、ヤマユリを楽しみたい場合はこちらから歩いていくのがおすすめです。

なお、野草コースのヤマユリの見頃の時期は7月中旬~7月下旬と言われています。

森林公園中央口 やまゆりの小径

森林公園やまゆりの小径
やまゆりの小径は、中央口から徒歩約10分の場所にあり、入口は北と南の2か所にあります。

自転車利用の場合は、サイクリングコースP4駐輪場の近くになります。

やまゆりの小径の長さは約150m、やまゆりの小径は園路と概ね平行に造られていますが、北側の入口は園路から少し離れているのでわかりにくいかもしれません。

北側の入口は、森林公園の各所に設置されている「現在地認識番号」の「6」付近にあるので、ここを目指せばわかりやすいかもしれません。

※ 南側の入口は園路沿いにあります。

やまゆりの小径は、森林公園でももっともヤマユリの数が多いとされています。

やまゆりの小径は未舗装でハイキングコースのようであるものの、それほどの起伏はないので歩きやすくなっています。

なお、やまゆりの小径のヤマユリは遅咲きで、7月中・下旬が咲き始めと言われています。

森林公園中央口 彫刻広場・カエデ園

森林公園彫刻広場近くのヤマユリ
彫刻広場・カエデ園は中央口から徒歩約10分の場所にあり、幅広い園路沿いの所々でヤマユリの花が咲いています。

自転車利用の場合は、サイクリングコースP7又はP8駐輪場の近くにあります。

彫刻広場・カエデ園のヤマユリは早咲きで見頃の時期は7月上旬~7月中旬。

ヤマユリの数は、やまゆりの小径に次いで多いとされています。

中央口からだと彫刻広場・カエデ園までは緩やかな上り坂が続きますが、数多くのヤマユリの花を楽しむことができます。

また、近くにあるボーダー花壇ではサルスベリや夏に咲く花を楽しむことができ、こもれび花畑ではユリウスが育てられていました。

ヤマユリだけでなく、数多くの種類の花を楽しめるのが、彫刻広場・カエデ園とその周辺です。

森林公園北口 北口大園路沿い

森林公園北口大園路のヤマユリ
北口から幅広い上り坂の園路「北口大園路」が続き、数百メートルの園路両脇にヤマユリの花が咲いています。

北口大園路沿いのヤマユリは早咲きで、見頃の時期は7月上旬~7月中旬と言われています。

まとめ

森林公園でヤマユリが見られる場所とそれぞれの特徴を、南口から北口まで入園口ごとにお伝えしました。

まとめとして5か所の概要を簡単にご紹介します。
森林公園南口山田城址南口より徒歩5~10分早咲き(見頃7月上旬~7月中旬)
森林公園南口・中央口野草コース南口・中央口より徒歩20分・最寄りの駐輪場P2見頃7月中旬~7月下旬
森林公園中央口やまゆりの小径中央口より徒歩10分・最寄りの駐輪場P4遅咲き(7月中・下旬が咲き始め)
森林公園中央口彫刻広場・カエデ園中央口より徒歩10分・最寄りの駐輪場P7・8早咲き(見頃7月上旬~7月中旬)
森林公園北口北口大園路沿い北口より徒歩5分早咲き(見頃7月上旬~7月中旬)

森林公園でヤマユリを楽しむおすすめのコース

森林公園で自生するヤマユリ
この記事のさいごに、森林公園でヤマユリを楽しむための、2つのおすすめのコースを私が訪ねた時の様子を折り込みながらお伝えします。

おすすめのコース1 自転車でヤマユリを楽しむ

森林公園には全長17㎞のサイクリングコースがあり、南口・中央口・西口にあるサイクリングセンターにはレンタサイクルがあります。

レンタサイクルでサイクリングコースを走れば、この記事でお伝えした5か所をすべてめぐることができます。

また、サイクリングコース沿いの所々でも、数多くのヤマユリの花が咲いています。

サイクリングで心地よい風を楽しみたい方、数多くのヤマユリの花を見たい方は、自転車で巡るのがおすすめです。

レンタサイクルには通常の自転車と、電動アシストつきの自転車があります。

森林公園は起伏に富んでいるので、健脚自慢の方以外は電動アシストつき自転車がおすすめですが、台数に限りがあるようなので注意が必要です。

おすすめのコース2 徒歩でヤマユリを楽しむ

私が入園口として選んだのは中央口です。

入口付近には「やまゆりセルフガイド」というパンフレットがあり、そこにはヤマユリを楽しむ「中央コース」の案内がありました。

中央コースは、中央口を起点として、彫刻広場・カエデ園ややまゆりの小径を経由して、中央口に戻るもので、距離は約3㎞・所要時間は約1.5時間と書かれていました。

距離はそれほど長くありませんが、コースが起伏に富んでいることと、ヤマユリを眺める時間を考慮して、1.5時間の所要時間になっているようです。

手軽に短時間でヤマユリを楽しみたい方は、中央口から入園し中央コースを巡るのがおすすめです。

さいごに 参考(私の場合)

この記事の最後に、私が巡ったコースを参考までにお伝えします。

私は森林公園の中央口から入園し、最初に電動アシスト付き自転車を3時間借りました。

3時間の間に巡ったのは、南口近くの山田城址、南口・中央口近くの野草コース、北口近くの北口大園路沿いの3か所です。

それぞれの場所で時間をかけてヤマユリの花を楽しんだため、3か所だけでも3時間では足りないほどでした。

また、自転車だと3か所だけでなく、サイクリングコース沿いに咲くたくさんのヤマユリを楽しむことができます。

そして、レンタサイクルを返却した後は、中央口から「中央コース」を徒歩で巡ってみました。

中央コースの所要時間は1.5時間とのことですが、彫刻広場・カエデ園とやまゆりの小径だけでなく、少し寄り道をしてボーダー花壇のサルスベリを眺めに行ったため、2.5時間を要しました。

徒歩で中央コースを利用した場合、時間があればヤマユリだけでなくサルスベリなど夏の花を楽しむのもおすすめです。

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