石神井公園で紅葉するモミジ・メタセコイア・ラクウショウ

この記事では都立石神井公園で、紅葉するモミジ・メタセコイア・ラクウショウがある場所や特徴などをお伝えします。

石神井公園は東西に細長いのが特徴で、東側に石神井池、道路(井草通り)を挟んだ西側に三宝寺池があります。

石神井公園の基本情報とアクセス

所在地	東京都練馬区石神井台1
最寄り駅	西武池袋線「石神井公園駅」
入園料	無料
駐車場	有料

石神井公園駅から徒歩で向かうと、最初に見えるのが石神井池です。

位置としては石神井公園の東端で、石神井公園駅からは徒歩10分弱です。

石神井池から三宝寺池へ向かう場合は、石神井池沿いを歩いて10分～15分。

石神井公園駅から、石神井池を経由して三宝寺池に着くまでは、徒歩20分～25分程度になります。

石神井公園全体を楽しむ場合は徒歩がおすすめですが、石神井公園駅南口から三宝寺池へ向かうバスもあり、バス利用だと10分前後で三宝寺池の入口に到着できます。

石神井公園には多数の樹木があり、紅葉が楽しめる主な樹木としては、イロハモミジ・メタセコイヤ・ラクウショウ・イチョウ・ケヤキなどがあります。

それでは石神井公園で、モミジ・メタセコイア・ラクウショウが見られる場所や特徴などを、私が訪ねた時の様子を折り込みながらお伝えします。

ところで、石神井公園の紅葉の見頃は、例年11月中旬～12月上旬と言われています。

私が石神井公園を訪ねたのは、10月になっても真夏日が続き、東京の紅葉の見頃が一週間程度遅れた年の11月25日頃です。

石神井公園でモミジが見られる場所と特徴

モミジは石神井公園各所にありますが、ここでは2か所の場所や特徴をお伝えします。

石神井公園記念庭園のモミジ

記念庭園は、石神井公園の石神井池側、第一駐車場のすぐ近くにあります。

記念庭園は小高い丘のような地形で、中央の低い場所に小さな池があり、池周辺を中心にモミジが植えられています。

ここでは落ち着いた雰囲気の中で、モミジの紅葉を楽しむことができます。

三宝寺池池畔のモミジ

三宝寺池は池畔に園路が設けられ、所々でモミジの紅葉を楽しむことができます。

石神井公園記念庭園よりも歩く距離は長くなりますが、木道なども含め園路は整備されています。

また、モミジだけでなくさまざまに色づく樹木や、池の景色を合わせて楽しむことができます。

石神井公園でメタセコイア・ラクウショウが見られる場所と特徴

石神井公園では次の2か所で、メタセコイアとラクウショウがまとめて植えられています。

石神井池野外ステージ付近～けやき広場のメタセコイア・ラクウショウ

メタセコイアもラクウショウも、水辺を好む樹木です。

メタセコイアとラクウショウは、石神井池の南側の水辺に近いところに約30本が植えられています。

メタセコイアもラクウショウも高木、けやき広場のケヤキも大きく育っていて、何れも見ごたえがあります。

なお、樹高が高いメタセコイアやラクウショウは、近くからだと少し見えにくいかもしれません。

そのような時は、対岸から眺めるのもおすすめです。

三宝寺池池畔のメタセコイア・ラクウショウ

三宝寺池北側の池畔に、約30本のメタセコイア・ラクウショウが植えられています。

ここではメタセコイア・ラクウショウの枝が池の上にまで広がり、池と紅葉の景色を合わせて楽しむことができます。

メタセコイアとラクウショウの違い

メタセコイアとラクウショウは、スギ科の落葉高木で似ている部分が多い樹木ですが、いくつかの点で違いがあります。

メタセコイア ラクウショウの違い

 

	メタセコイア	ラクウショウ
葉	対生（たいせい）で左右の葉が同じ所からでる	互生（ごせい）で左右の葉が互い違いにでる
樹木の姿	先端がとがった円錐形	全体的に丸みを帯びている
育つ場所	湿地を好む	水辺を好む
気根	できない	できる
紅葉の色	オレンジ色・レンガ色	赤茶色

石神井公園で紅葉する樹木の見頃

この記事では、モミジ・メタセコイア・ラクウショウがある場所や特徴などをお伝えしましたが、石神井公園には園内各所でケヤキやイチョウも植えられています。

そこで私が訪ねた11月下旬の様子をお伝えします。

ケヤキ	見頃
イチョウ・メタセコイア・ラクウショウ	見頃の始め
モミジ	見頃前

私が訪ねた年は、東京都内の紅葉の見頃が一週間程度遅れていました。

石神井公園の紅葉の見頃は、例年11月中旬～12月上旬と言われてますが、モミジ類はまだまだ青葉がたくさん残っていて、やはり紅葉が遅れ気味でした。

もっとも石神井公園では紅葉する樹木の種類がたくさんあります。

その年の状況を確かめながら紅葉の時期に訪ねれば、何かしらの樹木の色づきを楽しめるのではないでしょうか。