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新宿御苑の紅葉を眺めに、12月10日頃、新宿御苑を訪ねました。
この記事では、新宿御苑の紅葉の見ごろの時期をお伝えします。
また、58ヘクタールの広大な敷地をする新宿御苑は見どころ満載ですが、一方では巡るのも大変です。
そこで、新宿御苑の紅葉のおすすめの場所などをご紹介するとともに、記事の最後におすすめの巡り方などもご案内します。
新宿御苑の紅葉を眺めに行かれた時の参考になれば幸いです。
新宿御苑の基本情報
所在地 | 東京都新宿区内藤町11 |
---|---|
アクセス(新宿門) | 東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前駅」出口1より徒歩5分 東京メトロ副都心線「新宿三丁目駅」E5出口より徒歩5分 JR・京王・小田急線「新宿駅」南口より徒歩10分 |
アクセス(大木戸門) | 東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑前駅」出口2より徒歩5分 |
アクセス(千駄ヶ谷門) | JR総武線「千駄ヶ谷駅」より徒歩5分 都営大江戸線「国立競技場駅」A5出口より徒歩5分 東京メトロ副都心線「北参道駅」出口1より徒歩10分 |
開園時間(時期により変動) | 10月1日~3月14日 午前9時~午後4時(午後4時30分閉園) |
入園料 | 一般500円、65歳以上・学生(高校生以上)250円(要証明書)、中学生以下無料、他料金設定あり |
休園日 | 毎週月曜日(月曜日が休日の場合は翌平日) 年末年始(12月29日~1月3日) |
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目次
新宿御苑の紅葉・黄葉の見ごろの時期
例年、新宿御苑の紅葉の見ごろは、11月中旬から12月中旬までと言われてます。新宿御苑には多くの種類の落葉樹があるため、他の紅葉の名所よりも見ごろの期間が長くなっています。
新宿御苑の落葉樹の主だったものをあげると、紅葉する樹木としては桜・モミジ・カエデ、黄葉する樹木としてはプラタナス・メタセコイア・イチョウなどがあります。
その年の天候などで見ごろの時期は変わる可能性があるものの、私が新宿御苑を訪ねた12月10日頃の状況は次のような状況でした。
桜はすでに落葉。
モミジ・カエデ類は色づきは進んでいたものの、まだこれからという樹木もありました。見ごろは12月初旬から中旬にかけてと思われます。
プラタナスは落葉。
メタセコイアは、レンガ色に色づいていて見ごろの時期。
イチョウは黄金色に黄葉していて見ごろ。ただし、落葉して黄色の絨毯を作っていたので、間もなく見ごろは終わりそうな気配でした。
新宿御苑の紅葉の見ごろは11月中旬からということですが、とりわけ人気が高いモミジやイチョウを眺めたい方は12月初旬から中旬にかけてがおすすめと言えそうです。
新宿御苑エリア別おすすめの場所
新宿御苑は敷地が広大なので、巡りやすいよう東西南北の4つのエリアに分けています。また、エリアごとの敷地も相当に広いので、各エリア内で1から始まる番号を付け、右回り(時計回り)で数を増やしています。
そして、北はN、東はE、南はS、西はWの略号で表しています。例えば、北エリアの1番目の場所は「N1」、南エリアの5番目の場所は「S5」になります。
それでは、(あくまでも個人的意見ですが)4つのエリアでおすすめの場所をご紹介します。
北エリアで紅葉のおすすめの場所
新宿御苑には3つの入園口がありますが、新宿門と大木戸門の2つは北エリアにあります。多くの人が入園口として利用するのが、アクセス便利な新宿門なので、この辺りは常に賑わいがあります。
北エリアで紅葉のおすすめの場所は次の2か所です。
N1~N2
北エリアで新宿門付近がN1です。N1には数本のイチョウの大木があり、見る人を圧倒させます。新宿門から入り左方向に進むとN2があります。
N1~N2までの距離は約150mで、歩道沿いにたくさんのカエデが植えられています。
人気のイチョウやカエデがまとまって植えられている新宿門付近は、新宿御苑でも屈指の紅葉・黄葉の見どころと言えそうです。
なお、私が訪ねた12月10日頃の状況は、イチョウは見ごろの終盤、カエデはもうしばらく見ごろが続きそうでした。
N1~N9~N8
新宿門から入園して右方向に進みます。先にご紹介したN2とは逆方向です。
N1からN9の方向に進むと、道沿いに山茶花があります。また、モミジバスズカケの大木があります。山茶花は咲き始め、モミジバスズカケはすでに落葉していました。
先に進むとN9に、メタセコイアとラクウショウがあります。
メタセコイアは明るいレンガ色、ラクウショウは赤茶色に色づきます。メタセコイアは見ごろの時期、ラクウショウはすでに落葉していました。
さらに進むとN8のクヌギ林に到着します。クヌギは黄葉する樹木で、私が訪ねた時は見事に色づいていました。
N1からN8までは、イチョウやカエデのように有名ではないけれど、様々に色づく樹木を見ることができます。
東エリアで紅葉のおすすめの場所
東エリアは北エリアに隣接していて、大木戸門もすぐ近くにあります。東エリアで紅葉のおすすめの場所は次の2か所です。
E7付近
E7付近は、建物の「重要文化財指定 旧洋館御休所」があり、その前に黄葉するイチョウ・メタセコイア・ユリノキがあります。それぞれは数本程度と少ないものの、大きく育っていて見ごたえ十分です。
ユリノキは既に落葉。イチョウとメタセコイアは見ごろで、12月中旬までは楽しめそうでした。
E3~E4
E3とE4の間には整形式庭園があり、ここにはバラ花壇と黄葉するプラタナス並木があります。
プラタナスは既に落葉していましたが、秋バラはまだ数多く咲いていました。11月下旬であれば、両方を楽しめたかもしれません。
南エリアで紅葉のおすすめの場所
千駄ヶ谷門を入ったところにあるのが南エリアです。S5~S6
S5とS6の間にはモミジ山があり、多くのカエデ類が植えられています。とりわけ、モミジ山と「下の池」の間にある歩道から見る景色は見ごたえがあります。
カエデは色づきが進んでいたものの、まだこれからという樹木があり、12月中旬までは楽しめそうです。
なお、少し離れたS3には数本のメタセコイアがあります。何れも大きく育っていて、離れた場所からでも眺めることができます。
西エリアで紅葉のおすすめの場所
西エリアは、他の3つのエリアと接していて、一番近いのは千駄ヶ谷門、次に新宿門で、大木戸門からは少し距離があります。西エリアで紅葉のおすすめの場所は次の2か所です。
W1付近
ここにあるのが、歴史的建造物の旧御涼亭です。
旧御涼亭と近くにある紅葉・黄葉する樹木とのコントラストは、美しい景色を作り出しています。
W4・W6付近
ここには「上の池」があります。上の池と周辺にあるカエデの紅葉は、趣きある風情を演出しています。他の場所と同じように、ここのカエデも色づきが進んでいたものの、これからという樹木もあり、12月中旬までは楽しめそうです。
さいごに 新宿御苑のおすすめの巡り方
とにかくリフレッシュしたい、何となく紅葉を眺めたいという方に、特におすすめの巡り方はありません。一方、できるだけ多くの色づく樹木を、効率的に見たいという方もいるかもしれません。
この記事の最後に、そうした方のための新宿御苑のおすすめの巡り方のご提案をしたいと思います。
新宿御苑に入苑したら、最初にパンフレットを手に取ります。パンフレットには新宿御苑の全体図が描かれ、季節ごとの花などを見られる場所が書かれてます。
それを見て、見たい花などをチェックしたうえで、歩き方を決めます。
私の場合をお伝えすると、最大の目的はできるだけ多くの色づく樹木を見ることでした。
手に取ったパンフレットの名前は「新宿御苑のみどころ 晩秋」で、全体図には紅葉する樹木は赤い色のイラスト、黄葉する樹木は黄色のイラストなど分けて書かれてました。
そこで、見たい樹木に〇を付けたうえで、できるだけ一筆書きの順路で巡れるように計画しました。
すべての園路を歩いたわけではありませんが、目ぼしいところを確認したうえで巡りましたので、効率的にたくさんの樹木を眺めることができました。
歩いた時間は、休憩なしで3時間。
樹木を眺めながらだったので普通よりもゆっくりとした歩みでしたが、じっくりと眺めたい方はさらに時間が必要になりそうです。
逆にあまり滞在できないという方も、入園して歩き方を考えてから動けば、より充実した時間を過ごせると思われます。
新宿御苑は広くて、見どころもたくさんあるので、巡るときは最初が肝心になるかもしれません。
新宿御苑は桜も有名です。次は桜が咲く季節に訪ねたいと思います。
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