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小石川七福神めぐりはたくさんの魅力がある不思議なコース

七福神の人形
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この記事では、東京都文京区の小石川七福神めぐりの特徴や、それぞれの七福神の特徴を簡単にご紹介していきます。

小石川七福神めぐりは、たくさんの魅力がある不思議なコースです。

小石川七福神めぐりで新春の初歩きを楽しんでみませんか。

それでは、最初に小石川七福神めぐりの特徴をご紹介していきます。

小石川七福神めぐりの特徴


① 小石川七福神は、1995年に作られた新しい七福神巡りのコースである。

② 小石川七福神は、東京メトロ丸ノ内線の茗荷谷駅と後楽園駅間にある。

③ 歩く距離は約4㎞、所要時間は1時間30分~2時間程度である。

④ 七福神巡りと称しているが実際には八福神巡りである。


小石川七福神は、1995年に作られた新しい七福神巡りのコースです。

東京都内にはたくさんの七福神巡りのコースがあります。

昔から知られている所は大混雑の可能性もありますが、小石川七福神は新しいだけに知名度もそれほど高くはありません。

比較的、ゆったりと巡ることができるのが小石川七福神めぐりです。

小石川七福神巡りのコースは、東京メトロ丸ノ内線の茗荷谷駅と後楽園駅間で設定されてます。

茗荷谷駅と後楽園駅はたった一駅。始発駅の池袋駅から、茗荷谷駅は二駅目、後楽園駅は三駅目になります。

また、茗荷谷駅と後楽園駅のどちらをスタートにしても問題はありません。

小石川七福神巡りのコースの距離は約4㎞。歩くだけなら1時間程度のコースです。

ただし、小石川七福神巡りのコースは一直線ではありません。

基本的には春日通り沿いを歩くコースですが、小石川七福神はすべてが春日通り沿いにあるわけではありません。

また、少し細い道を歩く場合もあるので、土地勘がないと迷ってしまう可能性も高くなります。

小石川七福神巡りについては、スマホなどで住所を確認しながら巡るのがおすすめです。

七福神巡りと言いながら、小石川七福神巡りは八福神を巡るコースです。巡る順番は特にありませんが、これからご紹介する順番に八福神を巡るのがおすすめです。

小石川七福神めぐりの各神社仏閣の特徴

舟に乗った七福神の人形
それでは、小石川七福神めぐりの各神社仏閣の特徴についてご紹介していきます。

今回は、茗荷谷駅をスタート、後楽園駅をゴールとしてご紹介しますが、逆にしても問題はありません。

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小石川七福神めぐり1 深光寺

所在地東京都文京区小日向4-9-5
七福神恵比寿天
深光寺(じんこうじ)は浄土宗の寺院です。深光寺の恵比寿像は本堂の脇に安置されています。

深光寺で知られているのは滝沢馬琴のお墓です。

滝沢馬琴(1767年~1848年)は江戸時代後期の戯作者で、南総里見八犬伝や椿説弓張月が知られています。

滝沢馬琴のお墓も本堂の脇にあります。

恵比寿天は、元々は漁業の神と言われていましたが、現在は商売繁盛の神としても人気があります。

なお、深光寺は茗荷谷駅から徒歩で5分程度。近くには拓殖大学があります。

小石川七福神めぐり2 徳雲寺

所在地東京都文京区小日向4-4-1
七福神弁財天
徳雲寺(とくうんじ)は、臨済宗の寺院です。

徳雲寺に祀られているのは弁財天で、弁財天は六角堂に安置されています。

ところで、徳雲寺の弁財天には大きな特徴があります。

弁財天は七福神の中で唯一の女性の神様ですが、徳雲寺の弁財天は男性です。

また石造の弁財天はとぐろを巻いた蛇をしています。

このような弁財天は、蛇神の宇賀神(うがじん)と習合したもので、宇賀弁才天とも言われています。

弁財天は、財力や商売繁盛の神様として人気があります。

徳雲寺の入口は春日通沿いにあります。

深光寺から徳雲寺まで、直線距離は短いですが、実際に歩くと上り坂で若干の距離がありますので、迷わないようご注意ください。

小石川七福神めぐり3 極楽水

所在地東京都文京区小石川4-16-13
七福神弁財天
極楽水は江戸時代より知られた古井戸です。

すぐ隣りに寿老人を祀る宗慶寺があるものの、弁財天が祀られている極楽水はマンションの敷地の一部です。

ここの弁財天はまさに女性の神様で、学問成就や恋愛成就の神様ということで知られています。

極楽水がある場所は、徳雲寺から見たら春日通りの反対側にあります。

徳雲寺から春日通りを後楽園方面に向い歩いていくと、茗台中学校の交差点があります。

その交差点を300mほど歩くと極楽水に到着します。

徳雲寺から極楽水へ向かう道は広くできていますが、極楽水は小さく目立ちません。むしろ次にご紹介する宗慶寺を目指す方が迷いは少ないかもしれません。

小石川七福神めぐり4 宗慶寺

所在地東京都文京区小石川4-15-17
七福神寿老人
極楽水を挟んで道路の向かい側にあるのが宗慶寺(そうけいじ)です。

宗慶寺は浄土宗の寺院で、徳川家康の側室茶阿局(ちゃあのつぼね、生年不詳~1621年)の隠居寺となったことでも知られています。

極楽水のあるマンションの隣が宗慶寺(小石川4-15-17)で、寿老人が祀られています。

寿老人は延命長寿の神様として人気があります。

※ 茶阿局は徳川家康の第6男である松平忠輝(1592年~1683年)の生母として知られています。松平忠輝は一時は大名になったものの後に配流となり亡くなります。

なお、一部に茶阿局ではなく阿茶局(あちゃのつぼね、1555年~1637年)と記載されているものがあるようです。

茶阿局も阿茶局も徳川家康の側室ですが、2人は全くの別人です。

徳川家康と阿茶局の間には子はできませんでしたが、阿茶局は政治の表舞台に立ち徳川家康の信頼も篤かったと言われています。

なお地図で検索すると東京都文京区小石川4-15-17にあるのは朝覚院となっているかもしれません。

宗慶寺は寺号、朝覚院は院号なので、この場合は朝覚院を目指してください。

小石川七福神めぐり5 真珠院

所在地東京都文京区小石川3-7-4
七福神布袋
真珠院(しんじゅいん) は浄土宗の寺院です。真珠院は伝通院(でんつういん)の近くにあります。

伝通院は徳川家康の生母であるお大の方が眠る寺院。

真珠院はお大の方の甥にあたる水野忠清を開基とする寺院です。

真珠院で布袋は大きな石造で、祀られているのは本堂裏の墓地がある場所です。

布袋は七福神の中でも唯一実在した人物と言われています。布袋は夫婦円満と財宝の神様として人気があります。

なお、宗慶寺と真珠院は近い距離(約700m)にあります。ただ少し細く目立たない道を通りますので、迷わないようご注意ください。

小石川七福神めぐり6 福聚院

所在地東京都文京区小石川3-2-23
七福神大黒天
福聚院(ふくじゅいん) は浄土宗の寺院です。

福聚院は江戸時代中期の開山で、大黒天の縁日として知られる甲子(きのえね)の日に参拝すると、商売繁盛のご利益があるということで多くの人が集まったといわれています。

大黒天は文京区の有形文化財に指定されていて本堂の中にあります。また、本堂の向かいには小さなお堂があり、その中にも大黒天が安置されています。

福聚院で知られているものに「とうがらし地蔵」があります。

明治時代の中期に、ぜんそくに苦しむとうがらしの好きな老婆がいました。医師から止められているにも関わらず、とうがらしを食べた老婆は亡くなってしまいます。

そのことを哀れんだ人が地蔵尊を作ります。

その後、ぜんそくに苦しむ人が祈願すると治ったと言い伝えから、とうがらし地蔵と言われるようになりました。

真珠院と福聚院の距離は約200m。真珠院から向かうと福聚院は伝通院の手前にあります。

小石川七福神めぐり7 源覚寺

所在地東京都文京区小石川2-23-14
七福神毘沙門天
源覚寺(げんかくじ)は浄土宗の寺院で「こんにゃく閻魔」でも知られています。

こんにゃく閻魔は、江戸時代後期、老婆が眼病を患っていたところ閻魔が自らの右目を与えて病気を治した。

感謝をした老婆が、こんにゃくを供えてお礼をしたという言い伝えに由来をしています。

開運厄除・大願成就などのご利益があるといわれる毘沙門天は、毘沙門堂の中に安置されています。

福聚院から源覚寺に行く方法はいくつかあります。

一番わかりやすいのは少し遠回りになりますが、源覚寺から春日通りにでて後楽園方面に向かいます。

富坂下という大きな交差点についたら左折して300mほどで源覚寺に到着します。福聚院から源覚寺への距離は約1kmです。


小石川七福神めぐり8 東京ドームシティ

東京ドームの外観
所在地東京都文京区後楽1-3-61
七福神福禄寿
小石川七福神めぐりの中でも福禄寿は寺院ではなく、東京ドームシティ内にあります。

東京ドームシティに到着したら、東京ドーム22番ゲートに向かいます。

22番ゲートの前に総合案内所がありますが、その裏手の小高くなった場所に福禄寿が祀られています。

少し分かりにくいので、その場合は総合案内所でお尋ねになってください。また、小石川七福神めぐりの色紙やスタンプなどもあります。

幸福。財産・長寿のご利益で知られる福禄寿は、元々は近くの小石川後楽園にありました。ただ、お正月は小石川後楽園が閉園となることから、場所を変えています。

まとめ

この記事では、東京都文京区の小石川七福神めぐりの特徴や、それぞれの七福神の特徴を簡単にご紹介してきました。

小石川七福神めぐりの特徴は冒頭でも4点ご紹介しましたが、さらに付け加えるならば、

⑤ 弁財天と福禄寿は、寺院でない場所に祀られている。

も特徴になりそうです。

小石川七福神は新しい七福神巡りのコースで、知名度もそれほど高くはありません。

ただ、それだけにゆったりと巡ることができるのが、小石川七福神めぐりではないでしょうか。

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