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この記事では、9つある東京都立文化財庭園の一つに指定されている六義園の紅葉の見ごろや見られる場所などを、私が訪ねた時の経験を折り込みながらお伝えします。
六義園は江戸幕府第5代将軍徳川綱吉の時代の1695年、徳川綱吉の側用人として権勢を奮った柳澤吉保の下屋敷として造られています。
六義園の名前の由来は、紀貫之『古今和歌集』の序文に表された六義に由来をしています。
六義とは、風・賦・比・興・雅・頌という詩の分類法で、これを庭園として具現化したのが六義園とされています。
なお、六義園は柳澤吉保という大名が造営したため、大名庭園とも言われています。
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六義園の基本情報
所在地 | 東京都文京区本駒込6-16-3 |
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アクセス(正門) | JR山手線・東京メトロ南北線「駒込駅」より徒歩7分 都営地下鉄三田線「千石駅」より徒歩10分 |
開園時間 | 午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで) |
休園日 | 年末年始(12月29日~1月1日) |
入園料 | 一般300円、65歳以上150円、小学生以下・都内在住在学の中学生無料、その他料金設定あり |
染井門は駒込駅よりすぐの場所にありますが、開門されるのは大きなイベント開催時のみで、通常は上記でご案内した正門のみ開門されてます。
なお、六義園に駐車場はありません。
※ ここでご紹介したのは、この記事を書いている時点での情報です。今後、内容が変わることもありますがご了承ください。
六義園の紅葉の見ごろの時期
六義園には黄葉するイチョウ、紅葉するハゼノキやイロハカエデなど合わせて約560本。特にイロハカエデは約400本あり、紅葉の時期には圧巻の景色を作り出しています。
その年の天候などにより見ごろの時期がずれることもありますが、六義園の紅葉の見ごろは11月下旬~12月上旬と言われています。
六義園で紅葉が見られる場所
六義園にはあちこちに紅葉・黄葉する樹木があり、たとえば大泉水周辺は大きな見どころの一つになっています。しかし、紅葉する樹木を最も多くみられる場所は六義園の北側にあります。
六義園で紅葉する樹木の密度が最も高いのは、通常は閉門している染井門あたりからです。
染井門から六義園の外延部に沿って園路があり、少し歩くと渓流があります。その対岸の蛛道(ささがにのみち)ではハゼノキの紅葉を見ることができます。
さらに道を進み、山陰橋・つつじ茶屋・吟花亭跡・滝見茶屋あたりまでの数百メートルに、たくさんのイロハモミジが植えられています。
道が少し凸凹している場所はあるものの、このあたりが六義園で紅葉を楽しむおすすめの場所といえそうです。
さいごに 実際に訪ねてみました
私が六義園を訪ねたのは11月10日ごろです。
六義園で最も紅葉が進んでいたのはハゼノキで、中には真っ赤に色づいているものもたくさんありました。
ハゼノキは、見ごろの時期といえそうです。
一方、イチョウやイロハカエデはまだまだ。
一番本数が多いイロハカエデは、色づき始めのものも見受けられましたが、多くはまだ青葉の状態でした。
おそらくですがイロハモミジの見頃は10日ほどあと。11月20日過ぎが見ごろとなるように思われました。
ところで、六義園では紅葉の見ごろの時期に「夜間特別鑑賞 庭紅葉の六義園」というイベントが開催されます。
この頃に訪ねれば(再入園が必要になるものの)、昼の紅葉も夜の紅葉も楽しめるのではないでしょうか。
私が訪ねたのは、本格的な紅葉が始まる前の平日です。それでも、園内にはたくさんの人がいました。
六義園は約88,000㎡と広いので密になることはありませんでしたが、もしかしたら見ごろの時期の土・日曜日などは混雑するかもしれません。
それでも、六義園の紅葉は十分にみる価値があります。
なお、園内は広く一部に歩きにくい場所もあります。履きなれた靴でお出かけになってください。
六義園の近くには同じく都立庭園の一つに数えられている旧古河庭園があり、旧古河庭園も紅葉の名所としても知られています。
六義園と旧古河庭園は徒歩圏内にあるため、共通入園券「園結びチケット」も販売されていて、各庭園で入園券を求めるより少し割安になっています。
同じ都立庭園でも趣は全く異なります。六義園と旧古河庭園を合わせて訪ね、庭園の景色と紅葉を楽しむのもおすすめです。
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