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小石川後楽園は徳川家康の十一男で水戸徳川家の祖となった徳川頼房によって造られ、第2代徳川光圀(水戸黄門)の時に完成した庭園です。
また現在の小石川後楽園は、文化財保護法により特別史跡並びに特別名勝の重複指定を受けています。
小石川後楽園は今でも大名庭園の風情を色濃く残していますが、合わせて1年を通して様々な花を楽しむことができます。
この記事では、初夏から夏にかけて楽しめる蓮の花。
小石川後楽園で蓮の花が見られる場所や、見ごろの時期。あわせて、蓮の花だけではない楽しみ方を、私が訪ねた時の経験を交えながらお伝えします。
小石川後楽園の基本情報
所在地 | 東京都文京区後楽1丁目 |
---|---|
アクセス | JR総武線「水道橋」駅より徒歩8分 都営地下鉄大江戸線「飯田橋」駅より徒歩3分 JR総武線「飯田橋」駅より徒歩8分 東京メトロ東西線・有楽町線・南北線「飯田橋」駅より徒歩8分 東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園」駅より徒歩8分 |
入園料 | 一般個人300円、65歳以上150円、他にも料金設定あり |
開園時間 | 午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで) |
休園日 | 年末年始(12月29日~1月1日) |
駐車場 | なし |
※ 上記の内容は、この記事作成時点のものです。今後、変更される可能性もあるのでご注意ください。
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小石川後楽園で蓮が見られる場所と特徴
小石川後楽園で蓮が見られるのは、西門のすぐ近くです。西門から園内に入り、大きな池のような「大泉水」に向かうと、そのすぐ手前に蓮池があります。入口から蓮池までは徒歩1~2分程度。
蓮池はそれほど広くはありません。1周しても1分程度です。
もっとも、蓮が見られるのは蓮池の一部に沿って設けられた遊歩道からだけで、蓮池の周りを歩くことはできません。
また、遊歩道と蓮池の間には、低いながらも柵があります。そのため、蓮までは若干の距離があります。
小石川後楽園の蓮池は広くありません。また、蓮が見られるのも一部の場所からだけで、しかも柵の外から眺めることになります。
蓮の名所によっては、ほんの数センチ先にある花を見られるところもありますが、小石川後楽園の蓮はもう少し離れた場所にあります。
もっとも、敷地が広くないこと、入園者から少し距離があることは、考えようによっては蓮を管理しやすいことにもつながります。
小石川後楽園の蓮はしっかりと丁寧に管理されているため、美しい花を楽しむことができます。
また、大名庭園とはいえ蓮池の周辺は自然の景色が残っている場所で、蓮の花と周辺の景色は都会の中心にいることを忘れさせてくれます。
小石川後楽園の蓮の見ごろ
例年、小石川後楽園の蓮の見ごろは7月中旬~8月下旬と言われています。私が訪ねたのは7月上旬の午前中でした。蓮の花は少しばかり咲いていましたが、花を散らした後の花托は少なく、蕾が多い状況でした。
やはり、もう少し先の7月中旬が見ごろの始まりだったかもしれません。
小石川後楽園の蓮の花だけではない楽しみ方
この記事の最後に、小石川後楽園の蓮の花だけではない楽しみ方をお伝えします。
私が7月上旬に小石川後楽園を訪ねた目的は、蓮の花だけではありません。もしかしたら睡蓮の花も眺められるかもしれないと期待してました。
睡蓮と蓮では見ごろの時期に少しずれがあります。また小石川後楽園では、睡蓮と蓮がある場所はまったく異なります。
小石川後楽園の睡蓮と蓮
睡蓮 | 蓮 | |
見ごろの時期 | 5月下旬~7月中旬 | 7月中旬~8月下旬 |
場所 | 内庭(東門の近く) | 蓮池(西門の近く) |
今回は、睡蓮と蓮だけを眺めることを目的としていたので、滞在時間は約1時間でした。
内庭では、まだまだたくさんの睡蓮の花を眺めることができました。
もっとも睡蓮の浮葉が大きく成長し、一部は水面からせり上がっていたので、見ごろの終盤だったのかもしれません。
一方、蓮池の花は見ごろになる直前でした。
その年の天候によって睡蓮も蓮も見ごろの時期はずれる可能性はあるものの、7月初旬~7月中旬であれば、睡蓮も蓮も合わせて楽しめるかもしれません。
なお、睡蓮も蓮も花を開かせているのは午前中だけなので、時間に余裕をもって訪ねるのがおすすめです。
小石川後楽園では花の見ごろに合わせて、1年で何回かのイベントが開催されています。
蓮に関しては大きなイベントはないようですが、「早朝ハス講座~大名庭園で蓮を愉しむ」や、見ごろの時期の一部の日に開園時間が1時間早くなる早朝開園も実施されています。
初夏から夏にかけては花の数も少なくなりますが、一部に桔梗や百合の花も咲いていました。
また、蓮池の周辺は自然豊かな里山の風景が広がっています。
蓮池周辺は、のんびりとした時間を過ごすためにはうってつけの場所と言えそうです。
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