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この記事では、水元公園で蓮・オニバス・アサザの花が見られる場所や見ごろの時期。
合わせて、蓮・オニバス・アサザの花の見ごろの時期よりも、少し前に見ごろを迎えている睡蓮の状況について、私自身が実際に訪ねた時の経験を交えてお伝えします。
東京都葛飾区にある水元公園は、面積96.3 haと広大な敷地を有する都立公園で、特徴は小合溜(こあいだめ)という池沿いに造られ、園内各所に水が引き入れられていることです。
水元公園は東京都内でも唯一の水郷の景観を持つ公園で、水を好む植物が多数植えられています。
たとえば水元公園は東京都内でも屈指のハナショウブの名所として知られていますが、初夏から夏にかけても多数の水生植物の花を見ることができます。
その代表格とも言えるのが、蓮・オニバス・アサザです。
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目次
水元公園の基本情報
所在地 | 東京都葛飾区水元公園、水元猿町、東金町5・8丁目他 |
---|---|
面積 | 96.3 ha |
開園日 | 常時開園(サービスセンター・各施設は年末年始休業) |
入園料 | 無料(一部有料施設あり) |
アクセス | JR常磐線・東京メトロ千代田線「金町」より京成バス(戸ヶ崎操車場または西水元三丁目行き)「水元公園」下車徒歩7分 |
駐車場 | あり(24時間営業・有料)、第一駐車場・第二駐車場・第三駐車場合計で311台 |
※ ここでご紹介したのは、この記事を書いている時点での情報です。今後、内容が変わることもありますが、ご了承ください。
水元公園の蓮・オニバス・アサザの花が見られる場所
水元公園の蓮・オニバス・アサザの花は近い場所にあります。水元公園はS字状の細長い公園で、端から端まで歩くと相当な距離があります。最初に行く場所を間違えると、移動距離は相当長いものになります。
そこで、蓮・オニバス・アサザの花が見られる場所ですが、
蓮は、ハス池。
オニバスは、オニバス池。
アサザは、ごんぱち池。
目印になりそうなのは「水辺の生きもの館」という施設で、この建物の裏に大きなハス池があります。
なお最寄りの駐車場は、水元公園第二駐車場(有料、46台、東京都葛飾区水元公園2番地)になります。
水元公園の蓮・オニバス・アサザの花は近い場所にあるものの、それぞれに異なった特徴があります。次にそれぞれの特徴をお伝えします。
水元公園で蓮の花が見られる場所と特徴
水元公園の蓮は、大きなハス池にあります。(近くの水路のような場所にも蓮の花が咲いていました)ハス池は長方形で実際の広さは分かりませんが、歩測では縦150m・横35m程度の池で一面が蓮で覆われていました。
かなり広大な池ですが、池に張り出して見学場所があったり、池を横断する遊歩道が設けられてたりと、池の周囲だけでなく中からでも蓮の花が見られる工夫が成されていました。
また、ハス池に入場を制限するような柵はないので、いつでも見ることができます。
水元公園でオニバスの花が見られる場所と特徴
水元公園のオニバスは、ハス池を通り過ぎたオニバス池(オニバス17号池・18号池)にあります。オニバス池は、周囲が金網のフェンスで囲まれ、オニバスの見ごろの時期にしか立ち入れないようになっています。
その年の天候によって開放される期間は異なるものの、概ね7月上旬~9月上旬。
また、蓮・オニバス・アサザの花が開花するのは午前中。私が訪ねた時、オニバス池の開放時間は午前9時~午後2時30分となっていました。
開園期間 | 7月上旬~9月上旬 |
開園時間 | 午前9時~午後2時30分 |
水元公園でアサザの花が見られる場所と特徴
水元公園のアサザは、オニバス池に隣接したごんぱち池にあります。オニバス池と同じように、ごんぱち池も金網のフェンスで囲まれ、アサザの見ごろの時期にしか立ち入れないようになっています。
開放される期間はオニバスと同じく、概ね7月上旬~9月上旬。ただし、開放はオニバス池よりさらに短く、午前9時~午前10時となっていました。
ごんぱち池はすべてがフェンスに囲まれているわけではなく、一部は遊歩道から眺めることができます。
もっとも、アサザの花は小さいので、遠くからでは花の有無を確認することさえ難しいかもしれません。やはり中に入っての見学がおすすめです。
開園期間 | 7月上旬~9月上旬 |
開園時間 | 午前9時~午前10時 |
水元公園の蓮・オニバス・アサザの花の見ごろ
水元公園の蓮・オニバス・アサザの花の見ごろは概ね同じ時期です。ただ、実際に見られる時期や時間帯は異なるので、私が実際に訪ねた時の経験を交えながら、それぞれの見ごろの時期をご紹介します。
なお、私が訪ねたのは7月中旬の午前中です。
水元公園の蓮の花の見ごろ
例年、水元公園の蓮の花の見ごろは7月中旬~8月中旬と言われています。
私が訪ねたのは7月中旬でしたが、見た感じでは蓮の花の蕾と、咲いている蓮の花の数は概ね同数。一方、蓮の花が終わった後に残る花托(かたく)はごく僅か。
まさに蓮の花の見ごろの始まりの頃であったように思われます。
水元公園のオニバスの花の見ごろ
水元公園のオニバスの花の見ごろは7月上旬~9月上旬。
もっとも、オニバスもアサザも開園期間があるので、確認の上、出かければ花を見られる可能性も高くなります。
ところで、オニバスには蓮のような立ち葉はなく、睡蓮と同じく浮き葉だけです。
オニバスは「ハス」の名前がついているものの、睡蓮の仲間で水面に広がる大きな浮き葉が特徴です。
オニバスは葉が大きく、表面にトゲのような突起が数多くあることから鬼蓮(オニバス)という名前が付けられています。
オニバスの花の色は紫色。色は目立ちますが、大きな葉に対して、オニバスの花は一般的な睡蓮よりもさらに小さいので、探すのに案外と苦労します。
私が訪ねた日は、本来であればオニバスの花の見ごろの時期でした。
しかし水面に浮かぶオニバスの花は見かけられたものの、数はかなり少ない状況です。
そこで係の方にお尋ねしたところ、数日前はかなりの数の花が咲いていたが、今日はたまたま少ないとのことでした。見ごろの時期でも、花が多い日と少ない日があるようです。
水元公園のアサザの花の見ごろ
一般的にアサザの花の見ごろは5月~10月と言われています。
もっとも、オニバスもアサザも開園期間があるので、確認の上、出かければ花を見られる可能性も高くなります。
アサザはミツガシワ科の多年草で、水面に小さな黄色の花を咲かせます。葉や花の咲き方は睡蓮に似ていますが、蓮とも睡蓮とも異なる仲間です。
私が訪ねた日は、本来であればアサザの花の見ごろの時期でした。しかし、オニバスと同じように、花の数はそれほどないように感じられました。
もっとも、アサザの葉は明るい緑色、アサザの花は黄色でしかも花も小さい。
水面に広がる葉と花はどちらも明るい色で、さらに池の水の反射で区別がつきづらくなっていました。
目を凝らしてみると、そこそこの数のアサザの花を見つけることができました。アサザの花を見るときは、蓮や睡蓮よりも注意深さが必要かもしれません。
さいごに 水元公園の睡蓮の状況
この記事では、水元公園で蓮・オニバス・アサザの花が見られる場所や見ごろの時期を、私自身が訪ねた時の経験を交えてお伝えしました。私が前回水元公園を訪ねたのは同じ年の6月上旬。ハナショウブを見学したときに、合わせて睡蓮の花を眺めに行っています。
水元公園の睡蓮の見ごろの時期は5月下旬~7月中旬と言われています。
前回は睡蓮の見ごろの始まりの時期に訪ねましたが、今回は見ごろの終わりの時期になります。
私が睡蓮を見るために向かったのは、小合溜の東側と、はなしょうぶ園近くの睡蓮池の2か所です。
なお、小合溜の東側はハス池から歩いて約5分、睡蓮池は同じく約10分の場所にあります。
まず小合溜の東側には、睡蓮の花が数多く咲き、まだまだ見ごろのが続いているようでした。
もっとも浮き葉が大きく成長し、葉が水面からせりあがっていたので、見ごろの終盤であったかもしれません。
しかし、7月中旬に蓮・オニバス・アサザの花だけでなく、睡蓮の花も楽しめたのは予想外の収穫でした。
次に睡蓮池を訪ねます。
睡蓮池の睡蓮は葉が生い茂り、白とピンクの睡蓮が僅かに見えましたが、探さないとなかなか分からない状態で、既に見ごろの時期を過ぎていたようです。
私が訪ねた年は、蓮などが見られる場所の割と近くで睡蓮の花も楽しむことができました。
水元公園はさまざまな楽しみ方ができる公園ですが、花好きの方は睡蓮も眺めに行かれてはいかがでしょうか。
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