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東京都内には数多くの梅の名所があり、梅が咲く時期になるとたくさんの人々が観梅を楽しむようになります。
そのなかで、今回ご紹介をするのは皇居東御苑梅林坂(こうきょひがしぎょえんばいりんざか)の梅です。
皇居という場所だけに、梅が咲く時期でも特に目立ったイベントはありませんし、ライトアップが行われているわけでもありません。
ただ東御苑梅林坂は道路もしっかりと整備されていて、ゆっくりと早春の梅の花を楽しむことができます。
この記事では、皇居の梅林坂に咲く梅の種類や見ごろの時期。梅林坂へのアクセスや公開日などをご案内します。
東京都内でも独特の風情がある、皇居東御苑の梅林坂の梅はおすすめのスポットです。
梅の見ごろの時期に、のんびりと散策に出かけてはいかがでしょうか。
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目次
皇居東御苑梅林坂の名前の由来
皇居は、徳川将軍家が居住した江戸城があった場所です。しかし元々の江戸城を築いたのは、それよりずっと以前の太田道灌(おおたどうかん、1432年~1486年)という武将です。
太田道灌が1478年に江戸城を築いた時、この場所に菅原道真を御祭神とする天神社を創建するとともに、数百本の梅を植えたことから梅林坂という名前がつけられています。
なお、天神社は江戸幕府第2代将軍徳川秀忠の時、江戸城拡充に伴い遷座し、現在は平河天満宮(東京都千代田区平河町1-7-5)となっています。
皇居東御苑梅林坂の梅の種類や見ごろの時期
皇居東御苑の梅林坂にある梅は、白梅・紅梅を合わせて約70本。その多くが1967年に植えられたものです。
皇居東御苑の梅林坂の梅は、紅冬至、八重野梅、未開紅、玉牡丹、白加賀などです。
紅冬至
冬至の頃に淡紅色の花を咲かせ始めることから、紅冬至の名前がつけられています。花は一重の中輪咲き。見ごろの時期は12月下旬から1月下旬で、梅林坂では最も早くに咲き始める梅です。
八重野梅
比較的早咲きの品種で、白色・大輪の八重咲きの花を咲かせます。見ごろの時期は、1月中旬から2月中旬です。未開紅
ピンク・中輪・八重咲の花を咲かせます。見ごろの時期は、2月上旬から2月下旬です。玉牡丹
遅咲きの梅で、白色・大輪・八重咲きの花を咲かせます。見ごろの時期は、2月中旬から3月中旬です。白加賀
白加賀の果実は大粒で「南高」とともに生産量が多い品種で、梅林坂でも一番多く植えられています。白色・一重咲きの花を咲かせます。見ごろの時期は2月中旬から3月上旬です。
皇居東御苑梅林坂の梅の見ごろの時期
皇居梅林坂の梅の中でも早咲きの品種は12月下旬ころには開花をします。しかし最も観梅を楽しめるのは、例年でいえば2月上旬から2月下旬の頃になります。
梅の咲く時期はその年の天候によって若干のずれが生じますが、皇居梅林坂の梅で最も数が多いのは白加賀です。
白加賀が咲く時期に訪ねるのが、観梅を楽しむポイントと言えそうです。
皇居東御苑梅林坂へのアクセス
梅林坂がある皇居の東御苑は、大手門・平川門・北桔橋門と3つの入り口があります。この中で梅林坂に最も近いのは平川門で、平川門から平川濠・天神濠の間を歩くと梅坂林に到着します。
最寄り駅は東京メトロ竹橋駅。竹橋駅から歩いて約10分で梅林坂に到着です。
皇居東御苑の情報
公開をしない日 | 月曜日・金曜日、12月28日~翌年1月3日、行事の実施・その他やむを得ない理由のため支障のある日 |
入園時間(11月~2月) | 午前9時~午後4時(入園は午後3時30分まで) |
入園時間(3月~4月中旬) | 午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで) |
入園料 | 無料 |
まとめ
この記事では、皇居東御苑の梅林坂の梅の見ごろの時期などをご案内してきました。梅林坂は名前の通り、坂になっているので、車いすの方などは若干の不便があるかもしれませんが、基本的にはのんびりと落ち着いて梅の花を楽しむことができます。
また、梅林坂の梅の背後には江戸時代の名残ともいえる石垣がそのままの姿で残っています。東京都内でも、梅と江戸の風情を楽しめる場所はそうはありません。
また、最寄駅からも近くて入場料もかかりません。
場所柄、外国人観光客が多いという特徴はあるものの、あまり知られている場所ではないので大混雑ということもありません。
とりわけ白加賀が咲くころは、白梅も紅梅も合わせて楽しむことができます。
初春の頃なので服装には少し気をつけたいところですが、皇居東御苑の梅林坂の梅の花は、一度は見ておく価値があるおすすめのスポットです。
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