東京都・埼玉県の神社仏閣 PR

元祖山手七福神巡りとは!順番でご利益が異なる魅力的なコース

元祖山手七福神のだるま
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

この記事では、元祖山手七福神巡りについてお伝えをしていきます。

ところで、元祖山手七福神巡りはいくつかの大きな特徴を持っています。

まずは、元祖山手七福神巡りの特徴をご案内したうえで、各寺院の特徴をご案内していきます。

元祖山手七福神の特徴


名称が山手七福神ではなく元祖山手七福神である。

元祖山手七福神は6つの寺院で構成されている。

元祖山手七福神は巡る順番でご利益が異なっている。


それでは、元祖山手七福神の特徴のそれぞれについて簡単にご説明をしていきます。

元祖山手七福神の特徴

元祖山手七福神の名称

元祖山手七福神には「元祖」という文字があります。

他に山手七福神がなければ、わざわざ元祖という文字をつける必要はないはずです。

恐らくですが、元祖山手七福神は新宿山ノ手七福神と区別するためのものと思われます。

新宿山ノ手七福神めぐりは、東京都新宿区内を巡るもので、昭和の時代に生まれたものと言われています。

一方、元祖山手七福神は江戸時代からあり、東京都目黒区と港区を巡るものです。

なお、各寺院の表示では「江戸最初・山手七福神」と記載されています。

元祖山手七福神は6つの寺院で構成

七福神なので7つの寺院を巡るように思われがちですが、元祖山手七福神は6つの寺院で構成されています。

その理由は、6つの寺院のうち「妙円寺」には福禄寿と寿老人が祀られているためです。

元祖山手七福神は巡る順番でご利益が異なる

元祖山手七福神の6つの寺院は、東京都目黒区に3寺院、東京都港区に3寺院と分かれています。

元祖山手七福神巡りは、特に巡る順番が定められているわけではありませんが、巡る順番でご利益が違うといわれています。

これを「御利益別七福神巡り」と称していますが、具体的には次の通りになります。

 

東京都目黒区 ⇒ 東京都港区  ➡ 商売繁盛祈願

東京都港区  ⇒ 東京都目黒区 ➡ 無病息災・長寿祈願

それでは、次に各寺院をご紹介していきます。

スポンサーリンク

元祖山手七福神の6寺院

東京都目黒区の寺院

瀧泉寺東京都目黒区下目黒3-20-26恵比寿神
蟠龍寺東京都目黒区下目黒3-4-4弁財天
大円寺東京都目黒区下目黒1-8-5大黒天

東京都港区の寺院

妙円寺東京都港区白金台3-17-5福禄寿尊・寿老人尊
瑞聖寺東京都港区白金台3-2-19布袋尊
覚林寺東京都港区白金台1-1-47毘沙門天
今回は、東京都目黒区側を先に、東京都港区側を後に巡る想定でご案内をしていきます。

なお、目黒区側・港区側のそれぞれについては巡る順番はありませんが、目黒区側についてはJR目黒駅から遠い寺院からご紹介をしていきます。

元祖山手七福神巡り 東京都目黒区

瀧泉寺(目黒不動)

目黒不動尊
住所東京都目黒区下目黒3-20-26
最寄り駅JR「目黒駅」より徒歩20分
東急目黒線「不動前駅」より徒歩15分
七福神恵比寿神
瀧泉寺(りゅうせんじ)は天台宗の寺院です。ご本尊が不動明王であることから、目黒不動でも知られています。

瀧泉寺は長い歴史を持つ寺院ですが、特に栄えたのは江戸時代で門前町もできています。

そんなことから今でも目黒区を代表する寺院の一つと言われ、時期を問わず多くの人が訪ねることで知られています。

恵比寿神は山手七福神の石柱の奥にある祠に祀られています。

なお、瀧泉寺は目黒駅だけでなく、不動前駅も徒歩圏内になります。

蟠龍寺(岩屋弁天)

住所東京都目黒区下目黒3-4-4
最寄り駅JR「目黒駅」より徒歩15分
七福神弁財天
蟠龍寺(ばんりゅうじ)は浄土宗の寺院です。

弁財天が祀られているのは、本堂の右奥にある弁天堂と、その下の岩屋弁天という石窟です。

弁天堂には木造の弁財天、石窟には石造の弁財天が祀られています。そんなことから蟠龍寺は岩屋弁天とも言われています。

また、弁天堂の近くには美人になるというご利益で有名な「おしろい地蔵」もあります。

瀧泉寺から蟠龍寺の距離は約500mです。

瀧泉寺から山手通りに出て、北方(目黒通り方面)に向かうと蟠龍寺に到着します。

大円寺(大黒寺)

住所東京都目黒区下目黒1-8-5
最寄り駅JR「目黒駅」より徒歩3分
七福神大黒天
大円寺は天台宗の寺院です。大黒天が祀られているところから、大黒寺とも言われています。

大円寺は開運出世のご利益の他、悩み事解消・病気平癒・縁結びなど様々なご利益があることで知られていて、1年を通じてたくさんの人が訪れています。

また、大円寺でとりわけ目を引くのは五百羅漢。余裕があれば時間をかけて訪ねたい場所です。

蟠龍寺から大円寺の距離は約500mです。蟠龍寺から山手通りを渡り目黒駅方面に向かうと大円寺に到着します。

なお、大円寺から目黒駅には行人坂を登っていくので、距離は短いもののちょっと疲れるかもしれません。

これで、東京都目黒区側の元祖山手七福神巡りは終了です。

次に東京都港区側の元祖山手七福神巡りをご案内していきます。

こちらは、目黒駅から徒歩で向かうということ前提に、目黒駅に近い場所からお伝えをしていきます。

元祖山手七福神巡り 東京都港区

妙円寺(白金妙見)

住所東京都港区白金台3-17-5
最寄り駅JR「目黒駅」より徒歩10分
七福神福禄寿尊・寿老人尊
妙円寺(みょうえんじ)は日蓮宗の寺院です。

港区白金台にある妙円寺には、妙見堂に妙見大菩薩が祀られていて、そこから白金妙見とも言われています。

妙円寺には、福禄寿尊と寿老人尊が祀られています。

JR「目黒駅」より目黒通りを白金台方面に約10分歩くと妙円寺に到着です。

妙円寺は、JR「目黒駅」と東京メトロ南北線・都営三田線「白金台駅」の中間あたりに位置していますので、「白金台駅」からも徒歩10分程度で行くことができます。

瑞聖寺

住所東京都港区白金台3-2-19
最寄り駅東京メトロ南北線・都営三田線「白金台駅」より徒歩3分
七福神布袋尊
瑞聖寺(ずいしょうじ)は黄檗宗の寺院です。

瑞聖寺の雄宝殿は、国の重要文化財に指定されています。また庫裏は、隈研吾氏の設計。そのコントラストがとても魅力的です。

妙円寺から瑞聖寺の距離は約600mです。

目黒通りを白金台方面に歩くと「白金台駅」に着きます。近くにある歩道橋の近くから寺域に入っていくことができます。

覚林寺(清正公)

住所東京都港区白金台1-1-47
最寄り駅東京メトロ南北線・都営三田線「白金高輪駅」または「白金台駅」より徒歩5分
七福神毘沙門天
覚林寺は日蓮宗の寺院です。

覚林寺には加藤清正の位牌や像が祀られています。そのため「清正公さま」と呼ばれ親しまれています。

毘沙門天は本堂近くの小さなお堂に祀られています。

瑞聖寺から覚林寺の距離は約700mです。

目黒通りを白金高輪駅方面に歩くと桜田通りと交差します。桜田通りを高輪方面に歩くとすぐに覚林寺に到着です。

覚林寺で元祖山手七福神巡りは終了です。

まとめ

元祖山手七福神のだるま
この記事では、元祖山手七福神巡りについてお伝えをしてきました。

元祖山手七福神巡りは、いくつかの大きな特徴を持っています。

特に、巡る順番でご利益が異なっているのは、大切なポイントになりそうです。

今回は、目黒区から港区に行くコースで記事を書き進めてきました。この順路は、商売繁盛祈願になります。

無病息災・長寿祈願を願う方は、港区から目黒区のコースを選ばれると良いと思います。

また、元祖山手七福神巡りと、新宿山ノ手七福神めぐりは、まったく異なるものです。

この点もご注意いただき、元祖山手七福神巡りをお楽しみになってください。

RELATED POST