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この記事では越生(おごせ)七福神巡りのおすすめコースをご案内します。越生は東武東上線坂戸駅で東武越生線に乗り換え終点の駅になります。東武東上線の起点となる池袋駅より約80分。
越生は初春の越生梅林の梅まつりの時期には多くの人が訪ねる場所ですが、初春の越生七福神巡りもハイキングを楽しむ人を中心に人気のあるスポットです。
健康とその年の幸せを願いつつ越生七福神巡りするとともに、合わせて初歩きも楽しんではいかがでしょうか。
なお、越生七福神巡りの正式名称は「武蔵越生七福神めぐり」(むさしおごせしちふくじんめぐり)ですが、この記事では越生七福神巡りの表記でご案内をしていきます。
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目次
越生七福神巡りのおすすめコース
まずは越生七福神巡りのおすすめコースを表形式で簡単にご紹介します。スタート 越生駅 |
⇓ バスで約30分 |
黒山下車 |
⇓ 徒歩2分 |
1 全洞院 |
⇓ 徒歩40分 |
2 龍恩寺 |
⇓ 徒歩60分 |
3 円通寺 |
⇓ 徒歩15分 |
4 最勝寺 |
⇓ 徒歩35分 |
5 弘法山観世音 |
⇓ 徒歩30分 |
6 正法寺 |
⇓ 徒歩10分 |
7 法恩寺 |
⇓ 徒歩2分 |
ゴール 越生駅 |
順番はこの通りだとしても、最初と最後を逆にするという考えもあります。実際に最初のお寺を法恩寺、最後のお寺を全洞院とするコース設定も見受けられます。
ただ私自身も何回も越生を訪ねていますが、過去の経験を考えると今回ご紹介したコースがやはりおすすめのコースです。
その理由をいくつかあげると
1 越生駅~黒山のバスは1時間に1本程度である。
2 越生駅と黒山の高低差は、越生駅が低く黒山が高い。
3 越生七福神巡りの季節は冬である。
2に関しては、今回ご紹介したコースだと標高の高い黒山から低い越生駅に降りてくるコースが作れます。もちろん、越生七福神巡りには登りも下りもありますが下りが多いのは今回ご紹介したコースです。
3に関しては、日没も早く寒くなるのも早いのでそれまでに駅の近くまで戻っておきたいところです。
そんなことを考えると、下から上に向かうコースを否定するものではありませんが、むしろ上から下に向かうコースがおすすめといえそうです。
それでは、次に越生七福神巡りの7つの寺院を簡単にご紹介していきます。
越生七福神巡りの7つの寺院
1 全洞院(ぜんどういん)・布袋尊
所在地 埼玉県入間郡越生町大字黒山734
ぽんたろう
黒山のバス停から歩いて2分で全洞院に着くよ
全洞院は曹洞宗の寺院で布袋尊を祀ります。全洞院で有名なのは渋沢平九郎のお墓です。
渋沢平九郎は明治の実業家として有名な渋沢栄一の養子です。渋沢平九郎は幕末の上野戦争で幕府軍(彰義隊)が敗れた後も旧幕兵により作られた振武軍に加わります。
しかし官軍に追い詰められた渋沢平九郎は、現在の黒山から越生駅に向かうあたりで自刃をします。その渋沢平九郎のお墓があるのが全洞院です。
ぽんたろう
全洞院から歩いて40分で龍恩寺に着くよ。途中にはゆず畑もあるよ。
2 龍恩寺(りゅうおんじ)・毘沙門天
所在地 埼玉県入間郡越生町大字龍ヶ谷452-1
龍恩寺は平安時代の創建と伝わりますが、その後は廃れます。それを再建したのが室町時代の武将である太田道真・道灌親子です。そのため龍恩寺には太田道真・道灌親子のお墓が残っています。
私も龍恩寺が好きでこれまでに何回も訪ねていますがとりわけ山門が見事。龍恩寺の山門を見るだけでその荘厳さに心を打たれます。
ぽんたろう
龍恩寺から歩いて60分で円通寺に着くよ。急な上り坂もあるから注意してね。
3 円通寺(えんつうじ)・寿老人
所在地 埼玉県入間郡越生町大字小杉306-1
円通寺があるのは越生梅林よりは山に近い場所ですが、全洞院や龍恩寺よりは開けた空間にあります。また、すぐ近くには「越生自然休養村センター(うめその 梅の駅)」があります。
梅の駅では農産物や梅やゆずの加工品が販売されていて、休憩する場所もあります。開館していれば疲れをとるためにも、ぜひ立ち寄りたい場所です。
ぽんたろう
円通寺から歩いて15分で最勝寺に着くよ
4 最勝寺(さいしょうじ)・福禄寿
所在地 埼玉県入間郡越生町大字堂山287
最勝寺も越生梅林よりは山に近い場所にあるものの、この辺りまで来るとたくさんの梅があります。もっとも越生の梅の時期は2月の下旬頃よりということで、七福神めぐりの時期は蕾の状態です。
ただ、周辺も含めて静かな環境の中にあり雰囲気がとても良いのが最勝寺の特徴です。
ぽんたろう
最勝寺から歩いて35分で弘法山観世音に着くよ 。細い登りの道があるので注意してね。
5 弘法山観世音(こうぼうやまかんぜおん)・弁財天
所在地 埼玉県入間郡越生町大字成瀬672
ご本尊は安産子育て観音として信仰を集めていて、今でも安産や健やかな子育てを願う人が多数参拝に訪れます。
なお、今回ご紹介しているのは標高の高い場所から低い場所へと歩くコースですが、弘法山観世音はその名前のとおり小高い山の上にあります。
でも、ここが踏ん張りどころ。弘法山観世音の参拝が終わると、いよいよ越生の町中に近づいていきます。
ぽんたろう
弘法山観世音から歩いて30分で正法寺に着くよ
6 正法寺(しょうぼうじ)・大黒天
所在地 埼玉県入間郡越生町越生960
正法寺で見ておきたいのは山門と閻魔堂の額。この額を書いたのは、勝海舟・高橋泥舟とともに幕末三舟の一人として有名な山岡鉄舟です。
なお正法寺裏の大観山には「世界無名戦士の墓」があります。
ぽんたろう
正法寺から歩いて10分で法恩寺に着くよ
7 法恩寺(ほうおんじ)・恵比寿
所在地 埼玉県入間郡越生町越生704
法恩寺は奈良時代に行基により創建されたと伝えられる古刹です。法恩寺はいつ行ってもきれいに整備されている、そんなイメージがあります。
また、越生にはたくさんのハイキングコースがありますが、法恩寺は越生駅のすぐ近くにあるため、1年中たくさんのハイカーが訪れる場所として知られています。
今回、ご紹介したコースでは法恩寺が最後になります。法恩寺から歩いて約2分でゴールの越生駅に到着です。
ぽんたろう
お疲れさまでした
さいごに
この記事では越生七福神巡りのおすすめコースをご案内してきました。ご紹介をしたのは、越生駅からバスで黒山まで行き、そこから越生の町の中心部に向かうコースです。
基本的には高い場所から低い場所に下ってくるコースですが、コースの途中には登りも多数あります。また距離も全長で約13キロ。
重装備である必要はありませんが、ハイキングスタイルで歩くことをおすすめします。
またバスは1時間に1本程度なので家を出る前には時刻表を確認しておきたいところですし、越生駅に着いたら駅などで越生七福神巡りの情報を仕入れておくことも大切です。
それほど雪が降る場所でもありませんが、コースの一部には山道もあります。ぜひ、準備を万端に新春の七福神巡りをお楽しみください。
なお、毎年1月4日には七福神めぐりのイベントが開催されます。詳しくは、越生町のHPをご覧になってください。⇒ 越生観光ナビ
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