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「自然と遊ぶ、自然に学ぶ、自然と共に生きる」をテーマにする足立区都市農業公園は、園内に田畑が広がり、古民家や長屋門が移築され、昔の里山のような雰囲気があります。
また花木では、初春の梅、春のチューリップ、秋のコスモス、晩秋の紅葉などを楽しむことができます。
そんな足立区都市農業公園で春に楽しめる花木が桜です。
この記事では、足立区都市農業公園の桜の特徴や桜の歴史。
そして桜の見頃の時期や、桜が咲く時期に足立区都市農業公園で楽しめる花を、私が訪ねた時の様子を折り込みながらお伝えします。
足立区都市農業公園の基本情報
所在地 | 東京都足立区鹿浜2-44-1 |
アクセス | 西新井駅西口・西新井駅東口・西新井大師西駅・王子駅北口・赤羽駅東口・川口駅東口の各駅よりバス |
休園日 | 毎月第1・第3水曜日、第1・第3水曜日が国民の祝日、10/1にあたる場合は翌日が休園日、年末年始(12/29~1/1) |
開園時間 | 10月~5月 午前9時~午後5時 6月~9月 午前9時~午後6時 |
その他 | 入園無料、駐車場あり(有料) |
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足立区都市農業公園の桜の特徴
足立区都市農業公園の桜は、約50種類で250本、数多くの品種が植えられているのが大きな特徴です。
また、足立区都市農業公園前の車道沿いの公園前歩道に植えられている桜を含めると370本。
足立区都市農業公園では園内だけでなく、園外でも桜を楽しむことができます。
足立区都市農業公園の桜の歴史
足立区都市農業公園の桜は「江北五色桜」と呼ばれています。
では、江北五色桜とは何でしょうか。
明治時代、江北村(足立区江北)で堤防の改修工事が行われます。
この時、夏に日陰を作るため、堤防を補強するためなどの理由で、地元の人々より桜植樹の要望があります。
そこで、樹高があまり高くならず、根を大きく張るサトザクラが植えられます。
その数は78品種で約3000本。
品種が多いため花色も白・淡紅色・紅色・濃紅色・黄緑色と多様で、遠くから眺めると五色の雲をたなびかせたように見えたことから、五色桜と呼ばれるようになります。
そして明治時代の終りには、荒川堤から12種3000本のサクラがワシントンに贈られてもいます。
もっとも荒川堤のサトザクラは、戦争による被災や戦後の都市化などで数を少なくしたため、ワシントンから苗木の寄贈を受けます。
現在、足立区都市農業公園の桜は昭和56年に寄贈を受けたもので、園内の芝生広場には「江北五色桜」の説明看板が設置されていました。
足立区都市農業公園の桜の見頃
足立区都市農業公園の桜は品種が多いだけに見頃も長いのが特徴で、3月中旬から4月下旬まで桜の花を楽しむことができそうです。
足立区都市農業公園では、芝生広場などでソメイヨシノが植えられていますが、ソメイヨシノと概ね同時期に咲く桜としては寒緋桜・江戸彼岸・アメリカなどがあります。
特に、ワシントンに贈られた染井吉野の実生から作られたとされるアメリカは、足立区都市農業公園の新芝川に近い場所で、短いながらも並木道を作っていて見ごたえがあります。
ソメイヨシノの見頃が過ぎたあたりで咲き始めるのが、関山・松月・福禄寿・鬱金・普賢象などのサトザクラです。
足立区都市農業公園でとりわけたくさんのサトザクラが見られるのは、芝生広場の周辺と荒川土手沿いです。
芝生広場周辺のサトザクラは、芝生に座りながらのんびりと眺めることができます。
荒川土手沿いのサトザクラは、土手の上を歩きながら眺めることができます。
ところで、私が足立区都市農業公園を訪ねたのは4月20日頃です。
既にソメイヨシノなどは葉桜になっていました。
また、サトザクラも葉桜になっていたものはあったものの、関山など満開になっているものもあり、もうしばらくは花を楽しめそうな気配でした。
その年の天候で見頃も変わるものの、ソメイヨシノより少し早く咲く桜やソメイヨシノの見頃は3月中旬~4月上旬。
サトザクラの見頃は4月上旬~4月下旬が目安になりそうです。
もっとも、3月中旬や4月下旬は花が少ない可能性も高いため、3月下旬~4月中旬がもっとも見頃になるように思われます。
まとめ
この記事では、足立区都市農業公園の桜の特徴や桜の歴史と、桜の見頃の時期をお伝えしました。足立区都市農業公園では一年を通してさまざまな花を楽しむことができ、春もたくさんの花が咲いています。
その中で特におすすめなのがチューリップです。
足立区都市農業公園では、荒川河川敷の大きな花壇でチューリップの群生を見ることができます。
チューリップも、球根を植える時期や天候で少しずれることはあるものの、概ね4月上旬が見頃の目安。
桜の見頃を3月下旬~4月中旬とお伝えしましたが、その中でも4月上旬であれば桜とチューリップを合わせて楽しめるかもしれません。
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