岩畳や宝登山で知られる長瀞町では、春になると町内各所で桜の花が咲く、桜の名所としても知られています。

この記事では長瀞町の桜の名所のうち、通り抜けの桜の場所や特徴と、通り抜けの桜に植えられている桜の特徴と見頃の時期を、私が訪ねた時の様子を折り込みながらお伝えします。

また、通り抜けの桜とともに訪ねたい場所2か所を合わせてご紹介します。

通り抜けの桜の場所

通り抜けの桜の通路とヤエザクラ
通り抜けの桜があるのは、宝登山山麓にある不動寺の裏山です。

不動寺は、秋の七草の一つに数えられる撫子(なでしこ)が咲く「撫子の寺」として親しまれている他、初春に咲くしだれ梅の名所としても知られていますが、春にはたくさんの桜の花を眺めることができます。

秩父鉄道「長瀞駅」から徒歩で向かった場合、徒歩約20分で宝登山麓の駐車場(有料)に到着します。

駐車場を通り過ぎた場所に不動寺があり、参道から通り抜けの桜へ向かうことができます。

参考 不動寺
所在地埼玉県秩父郡長瀞町長瀞1753-1
アクセス秩父鉄道「長瀞駅」より徒歩20分

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通り抜けの桜の特徴

通り抜けの桜に咲くヤエザクラ
通り抜けの桜は、大阪造幣局の春の風物詩として有名な「桜の通り抜け」を模して作られたものです。

大阪造幣局にある桜の並木道の距離は約560mですが、長瀞町の通り抜けの桜の遊歩道はそれより長い約800mあります。

ところで、通り抜けの桜の入口から斜面を上って約200mの場所で、道がロングコースとショートカットコースの2つに分岐します。

ロングコースは、入口から分岐までの200mを含め全長800mのコースで、分岐からさらに上りが続き、しばらく歩くと下りになり最後はショートカットコースに合流します。

ショートカットコースは、入口から分岐までの200mを含め全長500mのコースで、分岐点が標高が一番高い場所になり、平坦な道が続きロングコースに合流します。

なお、ロングコースとショートカットコースも最後は不動寺の境内になります。

通り抜けの桜は山の斜面にあるので起伏はありますが、舗装されていないものの道は幅広く整備され、安心してのんびりと歩くことができます。

また、所々にベンチもあるので疲れたら座って休憩をとることもできます。

歩くのがあまり得意でない方は、一周約500mのショートカットコースがおすすめです。

一方、一周約800mロングコースは桜をより多く見られ、さらに高いところからの景色を楽しむことができるので、歩くのが苦でない方におすすめです。

通り抜けの桜に植えられている桜の特徴と見頃の時期

通り抜けの桜と宝登山ロープウェイ
通り抜けの桜に植えられている桜の品種は30種類以上、本数は約500本と言われています。

そして通り抜けの桜に植えられている桜の大きな特徴は、オオシマザクラなどソメイヨシノと概ね同時期に咲くものもありますが、中心になるのはヤエザクラであることです。

長瀞町で咲くソメイヨシノの見頃は3月下旬~4月上旬。

それに対して、ソメイヨシノより遅く開花するヤエザクラの見頃は4月中旬~4月下旬になります。

私が通り抜けの桜を訪ねたのは4月20日過ぎです。

オオシマザクラなどソメイヨシノと概ね同時期に咲く品種の桜は既に葉桜。

また、ヤエザクラの中でも既に葉桜になっているものもありました。

しかし、関山・八重曙・渦桜・福禄寿・普賢象・鬱金・千島桜・御衣黄などはまさに見頃でした。

ご紹介したうち、関山は濃いピンク、八重曙・渦桜・福禄寿・普賢象はピンク、鬱金・千島桜・御衣黄は黄緑色。

ヤエザクラは品種が多く、花色もバラエティに富んでいます。

なお黄緑色の花を咲かせる桜は、葉と同系色なので見落としがちですが、ゆっくりと歩き様々な品種の桜を眺めるのも楽しいのではないでしょうか。

私が訪ねた年の4月20日過ぎは見頃の終盤のようでしたが、それでも様々な桜の花を楽しむことができました。

まとめ

この記事では、通り抜けの桜の場所や特徴と、通り抜けの桜に植えられている桜の特徴と見頃の時期を私が訪ねた時の様子を折り込みながらお伝えしました。

4月下旬になると桜の見頃は過ぎ、長瀞町でも楽しめるのは通り抜けの桜だけになるかと思われますが、その代わり桜以外の花を楽しめるようになります。

たとえば、宝登山は冬のロウバイや、初春の梅で知られていますが、4月下旬になればつつじの花を楽しむことができます。

宝登山山頂へは徒歩またはロープウェイ(有料)で上ることができるので、ハイキングの場合は徒歩で、そうでない方はロープウェイで山頂のつつじを眺めにいかれてはいかがでしょうか。

また、4月下旬に岩畳に行けば自生するフジの花を楽しめるかもしれません。

宝登山山麓から岩畳までは長瀞駅を経由して徒歩で約25分。

宝登山山頂のつつじも岩畳のフジも、その年の天候で見頃が変わることがありますが、通り抜けの桜とともにおすすめの場所です。