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近藤芳正演じる柴田勝家は羽柴秀吉と対立して最期を迎える

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現在、軍師官兵衛で描かれているのは1576年頃。

軍師官兵衛の主人公黒田官兵衛が織田家、とりわけ織田家の中の羽柴秀吉と急接近する時期にあたっています。

また、その関係からか、織田家の重臣 柴田勝家が登場するシーンも多くなっています。

軍師官兵衛では近藤芳正が柴田勝家を演じていますが、柴田勝家とはどのような人物でしょうか。

柴田勝家は1522年頃の生まれとされています。

柴田勝家の主君である織田信長が1534年の生まれなので、おおむね12年の年長ということになります。

柴田勝家の出自ははっきりとしていないようですが、若いころから織田信長の父である織田信秀に仕え、その後、織田信長の弟である織田信行に仕えています。

しかし、織田信秀が亡くなった後に柴田勝家の人生は大きな転機を迎えることになります。

それは織田信長と織田信行の家督争いです。

当時の織田家では、織田信長はうつけ者といわれ、行儀正しい織田信行の方に人望があったとされ、本来は嫡男で織田家を継ぐはずだった織田信長は大きな逆風にさらされます。

このときに柴田勝家は当然のことながら主である織田信行の傍にあり、織田信長に敵対をします。

しかし、結局は織田信長に敗れ降伏、その後は織田信行にも降伏するよう説得を試みるも失敗、織田信行は兄である織田信長に討たれることになります。

その後は、織田信長の重臣として活躍。

織田信長は苛烈な性格で、一度でも裏切った者は許さないとされてきましたが、必ずしもそうではなく、少なくともその人物が織田信長にとって有益である限りは、使い続ける、そんな性格も併せ持っていました。

柴田勝家は織田信長の命により数々の戦いに出陣。

その勇猛さから敵からは「鬼柴田」ともおそれられ、次第に織田家の重臣の中でも筆頭の地位に上り詰めます。

柴田勝家は勇猛果敢な武将で、敵との戦いの中で地位を上げていった人物です。

こうした性癖を持つ人物が何よりも嫌うのは、小賢しい人物。

そして、譜代でなく、身分の低いところから這い上がり、自分に肩を並べようとする人物。

そうした人物の筆頭が、羽柴秀吉です。

柴田勝家と羽柴秀吉は古くから犬猿の仲として知られていました。

もっとも最初の頃は身分の差がありすぎてこうした仲違いはありませんでした。

少なくとも木下藤吉郎が羽柴秀吉に変わるころまでは諍いはなかったはずです。

よく知られているところですが、羽柴の姓は織田家の重臣であった柴田勝家と丹羽長秀から一字ずつもらったもの。

明らかに追従ですが、いいかえればこの時点までは犬猿の仲にはなりようがなかったことを意味しています。

しかし、木下藤吉郎が羽柴秀吉に名を改めてからは、羽柴秀吉の地位が大躍進。

織田軍団の中でも、軍団長の一人に数えられるようになり、このころから事あるごとに柴田勝家と対立するようになります。

柴田勝家は織田家譜代の代表のような人物で、しかも数々の武功をあげてきた。

一方の羽柴秀吉は織田信長の草履取りから始まり、小賢しい知恵で駆け上ってきた。

柴田勝家のプライドを考えたら羽柴秀吉は許せない存在です。

また、自分に敬意を表するならともかく、羽柴秀吉は逆らってばかりいます。

柴田勝家にとって羽柴秀吉は許せない存在であったはずです。

もっとも、このことは羽柴秀吉にとっても同じこと。

何をするにも反対するばかりの柴田勝家は羽柴秀吉にとって、目の上のたんこぶのよう存在であったはずです。

この危ういバランスは織田信長が頂点に立っている間は維持されてきました。

なんといっても織田信長の権威は絶大で、織田信長は柴田勝家と羽柴秀吉の生殺与奪をしっかりと握っていました。

2人のあからさまな敵対関係は、とりもなおさず2人の死を意味していたのも事実です。

しかし、織田信長が本能寺の変で敗れると状況は一変。

織田信長を倒したのは、家臣の明智光秀、その明智光秀を討ったのは羽柴秀吉。

それまで、織田家の家臣の中で筆頭であったのは柴田勝家ですが、織田信長の仇を取ったのは羽柴秀吉。

それまでは柴田勝家が上で、羽柴秀吉は下という関係でしたが、織田家の後継者を決める清州会議では2人が対決。

結果的には清州会議に参加した他の武将を味方に引き入れた羽柴秀吉が圧勝。

2人の地位はここで決定的に逆転をします。

しかし、立場が逆転をしたことで柴田勝家と羽柴秀吉の亀裂はますますと増大。

その後1584年の賤ヶ岳の戦いで、柴田軍は羽柴軍に決定的な敗北をし、その後、越前北の庄で自害をすることになります。

羽柴秀吉の立場から見たら、柴田勝家は織田家における最大の敵。

どうしても倒さなければいけない敵でした。

そして、柴田勝家を倒すことで織田家中の最大の敵を葬るとともに、羽柴秀吉自身が織田家の枠を離れ、天下統一をめざすきっかけともなっています。

これまでは、それほどの登場がなかった近藤芳正ですが、これからはますます柴田勝家と羽柴秀吉の対立が明瞭となってきます。

特に清州会議から北ノ庄まで、近藤芳正演じる柴田勝家と竹中直人演じる羽柴秀吉の一騎打ちの様相を呈してくるはずです。

近藤芳正が演じる柴田勝家、最期は悲劇的です。

威張り散らす柴田勝家が、羽柴秀吉と対立して、どのように悲劇的な最期をむかえるのか、近藤芳正の演技力に期待をしたいところです。


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