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田中将大はポスティングシステムでメジャーへ移籍できるのか

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ポスティングシステムを利用してメジャーリーグへの移籍を考えていた楽天の田中将大投手。

そのポスティングシステムそのものが問題となり、一時は制度の廃止も視野に入っていたところでしたが。。。

ようやくここにきて新ポスティングシステムができあがりつつあり、田中将大投手にもメジャー移籍の道が見えてきました。

ただ、田中将大投手がメジャーに移籍できるのか。

ポスティングシステムの仕組みが大きく変わっただけに、所属球団である楽天の出方が大きく気にかかるところです。

ポスティングシステムとはメジャーへのFA権をまだ持たない選手が、その権利を取得する前にメジャーへ移籍できるシステムです。

日本の球団の大きなメリットはポスティングシステムでの移籍ができれば、メジャーから多額の移籍金が入ることにありました。

しかし、それはメジャーにとっては大きなリスクを伴う行為でもあります。

たとえば、2006年にポスティングシステムを利用してヤンキースに入団した井川慶投手。

当時の移籍金は約30億円。

しかし井川慶投手がメジャーのマウンドを踏んだのは2007年と2008年の2年間のみ、2年間の通算成績は2勝4敗。

結果的に井川慶投手はマイナーリーグで大半を過ごし、2012年には日本に戻ってきます。

こうした結果は井川慶投手だけでなく、他にも松坂大輔投手や和田毅投手などたくさんいます。

日本で活躍できてもメジャーで通用するとは限らない、日本では大きな故障はなかったがメジャーにきた途端に故障をした。

ポスティングシステムを利用してメジャーに移籍した選手に罪はありませんが、メジャーにとってはポスティングシステムはあまりにもリスクが高い買い物になってしまいます。

また、今までのポスティングシステムについては移籍金の上限はありませんでした。

今回の田中将大投手の移籍金は一説に100億円とも言われていました。

これではメジャーでもお金のない球団は手を挙げることさえできませんし、お金のある球団もそれ相応のリスクを負います。

そこで、出てきたのが新ポスティングシステム。

まだ正式決定に至っていないものの、どうやら新ポスティングシステムでは移籍金に上限を設けることが検討され、その額は20億円程度になるといわれています。

ではこれで問題は解決するのでしょうか。

今度は日本の球団が二の足を踏みそうです。

たとえば2011年にポスティングシステムを利用したダルビッシュ有投手の移籍金は約50億円でした。

今年の田中将大投手の活躍は当時のダルビッシュ有投手の活躍を大きく上回っています。

それなのに50億円ではなく20億円、楽天にとって見たら大きな損失ということになります。

仮にここでの損失が30億円だとしたら、当然、楽天は天秤にかけるはずです。

それはここで移籍を認めて20億円を獲得しておくか、田中将大投手の移籍を認めず田中将大投手が海外FA権を取得するまで楽天に所属させたままにしておくのか。

おそらく営業面だけを考えたら田中将大投手のポスティングシステムの利用を認めない方が、利益は出るようにも思われます。

当然、楽天は対応に慎重になるはずですし、可能性としては田中将大投手の移籍を認めないという選択肢もあります。

しかし、最終的に楽天は田中将大投手のポスティングシステムによる移籍を認める方向になるような気もします。

これまで楽天は田中将大投手のポスティングシステムによる移籍を容認してきました、

田中将大投手自身もメジャー志向が強いといわれています。

ここで、楽天が前言を翻せば、世間の批判は大きいでしょうし、企業イメージも下がってしまいます。

そして何より田中将大投手のモチベーションを維持させることができなくなります。

これはチームにとっても良いことではありませんし、田中将大投手の将来を暗くさせるものにもなってしまいます。

最終的に楽天がどう判断するのかはわかりませんが、田中将大投手のメジャー移籍は確率的には高いものと思われます。

ただ心配なのは今後のこと。

田中将大投手の場合はメジャー移籍ありきでここまで来ましたが、来年以降、ポスティングシステムを目指す選手にとっては、逆にハードルが高くなったような気がします。

移籍金が20億円に満たないような選手はともかくとして、逆に一流選手ほどポスティングシステムの利用ができなくなってしまう、どうやらそんな可能性も出てきたようです。


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